藤村シシンぶろぐ


 

2012. 2. 2
      【前半】新春かくし芸大会:藤村人形一座
『ソクラテスの弁明』

 
演出:藤村シシン 
 
 
 
美術:藤村シシン 
照明:藤村シシン 
小道具:藤村シシン 
大道具:藤村シシン 
 
 
 
劇場:机の上 
舞台装置:ありあわせの物
 
 
 
 
新春かくし芸大会 
「 藤 村 人 形 一 座 」
 
 
 
 
子供たち「「「あ!いたいた!プラトン先生ぇ〜!!」」」 
 
 
 
子供たち「ねえねえ、プラトン先生の先生が、むかし死罪になったって本当!?」 
 
 
 
プラトン
「雁首そろえて来おったな、ジブリ勢が。…ではなかった――なんだなんだ、お前たち。やぶから棒に。」 
 
子供A「今、大人たちが言ってたんです!」 
 
子供B「プラトン先生の先生は、アポロンっていう偉い神様を『ぼうとく』したんだって!それで『さいばん』で死刑になったんだって!」 
 
子供C「そんな悪い奴が、先生の先生だなんて、嘘ですよね!?」 
 
 
 
プラトン「……子らよ。確かに私の師はアポロンに関してはちょっと頭おかしかったが、それは事実であって、真実ではない。――
私の師は、アポロンにかけられた謎かけを解こうとしたのだ…命をかけてな。」 
 
 
子供B「謎?なぞなぞ??」 
 
子供C「その神様の謎かけって?どうして謎を解いたら死刑になるの?ねえねえ教えてよ!先生!」 
 
 
 
プラトン「そうだな…では、少し語ろうか、私の師の話を。――子供たちよ、私の近くに来なさい。 
 
さあ、どこから語ろうか。わが師ソクラテスの人生を。 
 
神に問われた謎とはなんだったのか。 
――まずはここから物語を始めよう。 
 
もし、アポロンにこんな謎をかけられたら…君たちならどうするだろうか? 
今、再び耳を傾けよう――ソクラテスの弁明に。」
 
 
原作:プラトン 
 
 
 
【ΑΠΟΛΟΓΙΑ ΣΟΚΡΑΤΟΥΣ】 
アポロギア・ソークラトゥース 
 
<ソクラテスの弁明>
 
 
 
 
 
 
 
「――おお〜!ここが天下のデルフォイ!神託のおん神アポロンの聖地!!」 
 
 
 
ソクラテス「今日こそアポロン神に『誰がこの世で一番の知者か』を伺おう。」 
 
「俺はアポロン様は『ソクラテス』と答える、に賭けるぜ。あんた以上に頭いい奴はこの世に居ないからな!」 
 
ソクラテス「いや、それは絶対にない。わしが賢くない事は、自分が一番分かっとる。…………。」 
 
 
 
ソクラテス
「……ところで、お前誰じゃったっけ。夏休みの金曜ロードショーで良く見る顔だが…。」 
 
「カイレポンです。あなたの親友の。」 
 
ソクラテス「おお、そうじゃったそうじゃった。親友のカイレポンな。すまん、となりのナントカに良く似ていたもんだがら…」 
 
カイレポン
「ソクラテス…正直言って、まともな人形は君とプラトンしか出て来ない。慢性的な人材不足で、後は寄せ集めの有象無象ばかりだ。許せ。 
――まあそんな話はいいとして、」 
 
ソクラテス「そうそう、誰が一番の知者か、アポロン神に伺うのだったな。行くぞ。」 
 
 
 
 
カイレポン「三脚台に座す神託のおん神、アポロンよ!ピュティアの巫女の口を介し、我々にお言葉をお授け下さい!!」 
 
 
 
『………』
 
 
 
 
 
 
カイレポン「アテナイのカイレポンが、アポローンの君にお尋ねいたします。
『この世に、ソクラテス以上の知者はおりますでしょうか?』 
 
 
 
 ……『誰もおらぬ。』 
 
カイレポン「ほらみろ!やっぱりソクラテスが一番の知者だって、アポロン様も仰ってる!」 
 
ソクラテス「…アポロン、神託のおん神よ。それは真なのですか?私よりも賢い者は誰もおらぬと?」 
 
『………』 
 
 
 
『偽りの言葉を持たぬアポローンが確かに告げよう―― 
 
 
 
人間の中ではソクラテスよりも自由な者はおらず、 
正しい者はおらず、 
節度ある者はいない。
 
 
 
 
全ての人のうちでソクラテスこそ最も賢き人。』 
 
 
 
ソクラテス
「いいえ、それはウソです。アポローンの君。」 
 
カイレポン
「ちょッッ!!おまっっ!!!バ、バカ!ソクラテス!!何言ってんだお前は!?口を慎め!相手はアポロンだぞ!?」 
 
ソクラテス「私が知者ではない事は、私自身が一番分かっとる。だから神の方が間違っていると言ったのだ。」 
 
 
 
カイレポン「口を慎めって!アポロンの言葉は疑ってはいけない!」 
 
ソクラテス「何故だ。」 
 
カイレポン「何故って…アポロンだからさ!神は嘘をつかない!絶対にだ!ここは動かせない!!」 
 
 
ソクラテス「いいか、よく考えろ。 
 
 
 
神は
『私以上に賢い者はいない』と言った。 
しかし、私は自分が賢くない事を知っている
のだ。 
 
――ほらな?おかしいではないか。」
 
 
 
カイレポン「お前の前提がおかしいんだよ!!相手は神なんだぞ!?」 
 
 
 
ソクラテス「――もしや…、神は私に何か謎かけをしているのだろうか。 
この神託には何か隠された意味があるのだろうか。 
 
うむ、そうだ。そうに違いない! 
私は今、神から謎めいた暗号を受け取ったのだ! 
 
これは私と神の一対一の謎解き対決…!
そういうわけか、アポローンよ!面白い!!」
 
 
 
カイレポン「お、おい、何でそんな話に…っ!?」 
 
ソクラテス「だが私は、相手が例え神であろうと容赦なく否定する。 
『神は嘘をつかない。』――私が今からそれに対する反証をあげてやる! 
 
 
 
『私より賢い者はいない』――アポロンはそう仰った。
では、たった一人でも私より賢い者をここに連れてくれば、神託の虚偽を暴ける!!アポロンの嘘を暴く!!簡単な話じゃ!!」 
 
カイレポン「ソ、ソクラテス…!なんと恐れ多い事を!!」 
 
 
 
ソクラテス
「行くぞ!カイレポン!わしがアポロンを論破してボッコボコに吊るしあげてやるわ!!ヒョーッヒョッヒョッヒョ!!」 
 
カイレポン「アワワワワ」 
 
   ・ 
   ・ 
   ・ 
 
 
プラトン
「――正直この流れは、弟子の私でもどうかしちゃったんじゃないかと思った。 
 
とにかく、ソクラテスは町中で探した。自分より賢いと思われる人を。 
知識人を訪ねて行っては問いかけた。 
『善とは何か?』、『徳とは何か?』、『美とは?』。 
 
――しかし、誰一人として正確に答えられる者はいなかった。…」 
 
 
 
子供A「じゃあ、ソクラテスよりも賢い人は、見つからなかったの!?」 
 
子供B「それじゃ、謎解きの行方はどうなったの?!先生!」 
 
子供C「続きを聞かせて!!」 
 
プラトン「……ある日、ソクラテスの行為は
『神への冒涜』として告訴された。 
当然だ。民衆には理解できなかったのだ。
「神からかけられた謎に挑む」という行為が。 
 
 
 
今まで誰一人として、アポロンの神託に反論しようなどという者はいなかった。 
 
そう、誰一人として、アポロンと正面からは向き合おうとした者は居なかったんじゃ…。」
 
 
   ・ 
   ・ 
   ・ 
 
 
裁判長「――静粛に!これより開廷する!!」 
 
 
 
裁判長「被告人、ソクラテス。アポロンはじめ、国家の神を信仰していない罪――すなわち贖神罪による告訴が出されている。 
 
まずは原告・メレトス!告発演説を―――、 
 
 
 
ってお前本気で誰だ。一度も見たことない顔だな…」 
 
 
メレトス
「おれにもわからない。」 
 
 
 
メレトス「――それはいいとして、さて、アテナイ人諸君!このソクラテスが、政治家や知識人をたずね歩いては、問答を繰り返している事は諸君も知っての通りだ。しかし、その理由はあろうことか、
神の神託に反論するためだというではないか! 
 
 
 
この男が国家の定めた神を信じていないのは明白!私は、ソクラテスを公法上の罪である贖神罪で訴えます!以上です、サガ裁判長!」 
 
 
 
 
裁判長「――では被告ソクラテス!反対演説を!」 
 
 
 
ソクラテス「――アテナイ人諸君。私は今言われたような不正は何一つしておらぬ。確かに、私は知識人をたずねては、自分より賢い者かどうかを試そうとした。――神の神託に反証をあげるためだ。」 
 
 
 
ソクラテス「しかし、問答してみてわしは気付いた。 
本当の知者など誰一人いないと。 
みな、知ったかぶりをしているだけのバカばかり。 
 
むしろ、自分が何も知らない、という事を知っている点で私の方が知者である、と。 
 
――私はそこでようやく悟った。神託の真の意味を。 
 
 
つまり、
私は知らないという事を知っている。 
この点で、神は私を誰よりも賢き人だ、判じたのだ。
 
 
――これが神が私にかけられた謎かけだったのだ…。 
 
ゆえにアテナイ人諸君、私は今は誰よりも神を信じている。誰よりも…。盲信ではなく、理性によって誰よりも深く神を信じている。
 
 
 
 
ソクラテス
「ああ、アポローンの君…。確かに貴方の言葉は正しかった。しかし、私も貴方の謎を解きましたぞ。」 
 
 
 
 
メレトス「嘘っぱちだ!そんなのはただの詭弁だ!!その神託を共に聞いたというカイレポンももうこの世にはいない!」 
 
     
←今は亡きカイレポン 
 
メレトス裁判長!私は証人の出廷を求めます!!
ソクラテスの潔白を証明できる証人を!――もちろん、そんな者は一人もいないだろうがな!!」 
 
 
※次の日の日記に続きます! 
  
 

 

2012. 2. 3
      【後半】新春かくし芸大会:藤村人形一座
『ソクラテスの弁明』

※前日の日記から続いています。 
 
裁判長「では被告人。君が神を信じている、という事を証明しえる証人はいるか?君の弁護に立つ者は?」 
 
ソクラテス
「おります」 
 
  
 
メレトス
「嘘をつけ!!そんな奴どこにもいない!!――裁判長!被告の証人召喚を却下し、量刑判断の審議に移るよう求めます!!」 
 
ソクラテス
「いいえ!裁判長!確かに証人はおります!! 
 
 
 
私の潔白を証明する、十分信頼できる証人が…私にはおります!」
 
 
 
裁判長「では、それはどこの誰か!誰を証人として召喚するのか!」 
 
 
 
 
ソクラテス
「――デルフォイのアポロンを。 
 
私は、己の身の潔白の証明として、
 
 
 
 
神アポロンを証人に立てる!!」
 
 
 
ザワザワ…!! 
 
 
 
  ザワザワ…!! 
 
裁判長
「静粛に!!静粛に!!ソクラテス!神を証人に立てるだと!?――君はアポロンを信じていない、という罪で訴えられているのだぞ!何と言う侮辱!なんという身の程知らずか…!!」 
 
メレトス「アテナイ人諸君!これではっきりした!この男は、神を神とも思っておらぬ!
死刑だ!私は死刑を求刑する!!」 
 
 
 「そうだ、死刑だ…!」、「神を信じていない!」 
 
 
ソクラテス「神を信じていないのはどちらだ!!アテナイ人諸君、目を覚ませ!」 
 
裁判長「もはやどのような弁明をもってしても、そなたの罪はぬぐえぬ!」 
 
 
 
ソクラテス「勘違いするな。私は死など恐れてはおらぬ!私は自分のためではなく、そなたたちのために弁明しているのだ。 
 
すなわち、私の活動は神によって支持されたものであって、私の邪魔をするのは、アポロンに弓引くのと同じ事。ゆえに私にこのような真似をして、神の怒りがこのアテナイに降り注ぎはせぬかと、そなたたちを案じて私は今、弁明しているのだ!」 
 
 
裁判長「なんという…なんという傲慢か!ソクラテス!頼む、どうか今すぐその言葉を撤回してくれ!」 
 
 
 
ソクラテス
「アテナイ人諸君、私は諸君を愛している。だが私はいっそうアポロンを愛し、従うであろう――私の言葉は変わらぬ!たとえ死の運命に脅かされようとも! 
 
私の証人および弁護人はアポロンである!私の行いはアポロンに命じられてのことであり、私に罪を被せるのは神への反逆行為も同然!涜神罪で訴えられるべきは諸君の方だ!! 
 
――以上で私の弁明を終える!
 
 
 
 
裁判長
「もはや情状酌量の余地も無い――ソクラテスに死刑判決を下す!!牢にひっ立てよ!!」 
 
 「死刑!死刑!」、「背徳者!」、「消えろ!ソクラテス!!」 
 
 
ソクラテス「ああ、もはや去るべき時が来た―― 
 
私は死ぬために。諸君は生き長らえるために。 
 
――だが私たち両者のうち、どちらがより良い運命に出会うのか―― 
 
 
 
 
――それは、アポロンの他に知る者がいない。」
 
 
    ・ 
    ・ 
    ・ 
 
 
 
プラトン「本来は、死刑判決が下されるような罪ではなかった…――だがいくつもの偶然が重なった。法廷での駆け引き、裁判の早さ、そしてソクラテス自身の弁論…――」 
 
 
 
子供A「………でも、アポロン様は?アポロン様はどうしてソクラテスを助けてくれなかったの?」 
 
子供B「そうだよ!神様なら、牢の中からソクラテスを逃がすこともできるでしょ!?」 
 
プラトン「――……
『死を逃れる事は困難ではない。むしろ悪を逃れる事こそ遥かに困難だ。』…師はそうおっしゃっていた。――」 
    ・ 
    ・ 
    ・ 
 
 
 
プラトン「…ソクラテス!ソクラテス!!」 
 
 
 
ソクラテス「なんだ、お前か、プラトン。
今日も辛気臭い顔してるなお前は。」 
 
プラトン
「師が死刑になるというのに、ピクニックフェイスでニコニコやって来れるわけないでしょうが!! 
 
ソクラテス。幸運にも、死刑は一ヶ月間延期される事になりました! 
今はちょうどアポロンの誕生祭の一カ月前。この一ヶ月間は、穢れを嫌い、全ての死刑執行が保留になります! 
 
これをアポロンの神助といわず何といいましょう! 
さあ、ここから逃げるのです!」
 
 
ソクラテス「いいや。死から逃れる事が、アポロンの神慮とは思えない。」 
 
プラトン「エエッ!?今度は何を…」 
 
ソクラテス
「プラトン…お前、『イリアス』読んだ事あるのか?アポロンは死をもたらす神だぞ。彼と深く関わった者は、死なざるを得ない定め。昔の英雄たちのようにね。」 
 
プラトン「……」 
 
ソクラテス「むしろ神は私の死に意味を与えて下さった。
私はアポロンを信じて死ぬ。神の言葉に従って死ぬ。――死に意味があるということは、生に意味があったということ。これ以上の喜びがあるかね?」 
 
 
プラトン「……貴方は…死が怖くはないのですか…?」 
 
 
 
ソクラテス「――白鳥は死ぬ間際にひときわ美しい声で鳴く。人々はそれを死ぬのが怖くて鳴くのだ、と言う。 
 
だが私の考えでは違う――白鳥は嬉しいのだ。 
主人であるアポロンの元に帰れる事が。 
白鳥はアポロンに仕える鳥だからね。 
 
私も同じように、魂がアポロンの元に帰れる事を嬉しく思う――ゆえに、最後にひときわ歌い喜ぶのだ。友よ。」 
 
 
プラトン「ソクラテス…」 
 
ソクラテス「『♪デロスにおわすアポローンの君、ごきげんよう。 
         同じくアルテミスの姫君にも、ごきげんよう。名高き神々よ。』
 
 
――私が作った最初で最後の『アポロン讃歌』だ。こいつをどう思う?」 
 
 
プラトン「下手クソです。とてつもなく。…白鳥ならもっとうまく歌います…。」 
 
ソクラテス「ははは、じゃろうな!私も詩作には向いておらん、と思っとったとこだ!……ではプラトン、私と問答しよう。最後の瞬間までだ!」 
    ・ 
    ・ 
    ・ 
 
 
 
プラトン「――ソクラテスが正しかったのか、正しくなかったのか。それは誰にも分からない。 
それは永遠に謎のままとして残るであろう…遥か何千年先の未来にも。 
 
 
 
だが、私は彼の知恵と高貴さを考えると、あの神託に心を重ねずにはいられない。 
 
『人間の中で彼よりも自由な者はおらず、 
正しい者もおらず、 
節度ある者もいない。―― 
 
全ての人のうちでソクラテスこそ最も賢き人。』
 
 
 
――このたった一言。 
たった一言なれど、他ならぬ貴方がおっしゃったのだ。 
 
ソクラテスに哲学の光を射かけた、他ならぬ貴方が――
 
 
 
 
――…アポロン。」 
 
 
 
【ΑΠΟΛΟΓΙΑ ΣΟΚΡΑΤΟΥΣ】 
アポロギア・ソークラトゥース
 
 
 
 
<終劇> 
 
 
 
 
特別協賛: 
 
山田先輩(ソクラテス人形提供) 
黒川さん(哲学知識) 
 
 
………………………………………………………………………………… 
 
――もうね…全然うまく語り切れてないんだけどさ…!!これなんだよ…! 
 
たった一言なんだよ!?『ソクラテス弁明』通して、アポロンはたった一言しか喋ってないんだよ!!「全ての人のうちでソクラテスこそ最も賢き人。」!!……この一言! 
 
たった一言でソクラテスを駆り立て、あるいはアテナイの民衆のまで巻き込んで、世界中を光で照らすような!! 
 
もう、最初から最後まで、全部アポロンの意思が働いてるかのような――たった一言で!!
 
 
これなんだよ…!これなんだよ!! 
私が大好きなアポロン!! 
 
歴史で、文学で、哲学で、もうこの一瞬ほど面白い瞬間はないんじゃないかって! 
宇宙でこれ以上面白い瞬間ないんじゃないかって!! 
そう思わせてくれるほどの眩いばかりの一瞬…!! 
人間が哲学を始めた瞬間――
『ソクラテスの弁明』!! 
 
昔、私は大学の哲学の授業でこの話を最初に聞いた時、 
感動して号泣しました。一発でアポロンを好きになりました…! 
 
そして同じ授業で、宿敵・黒川さんも同じく号泣していた…! 
それで、二人で話してたんです。 
 
「この話って、難しい講義を何時間も聞いてないと感動できない話なんだろうか。」 
 
「自分なりに、分かりやすくアレンジするとしたら、どういう手法で語るか?」 
 
あの時の他愛も無い話に、私なら今、こう回答する!!――「人形劇だ!」って…!!
 
 
そういう事で、2012年・新年一発目は絶対にこれをやりたかった…!!私のベスト・オブ・アポロンを!――アポロンに恋した瞬間を…!『ソクラテスの弁明』を!! 
 
私がいつも凌辱の限りを尽くしたり、クリスマスデートでこねくり回したりしてるアポロン今回のアポロン同じアポロンと思うと、ほんと意味分からないけど…!(笑) 
 
 
で、せっかくなので人形劇の舞台裏も見て頂きたい! 
とにかく、あり合わせのもので舞台装置作るのがもう本当に楽しくて! 
 
一幕のデルフォイ神殿 
 
  
 
↑幕の後ろをこういう風にして、ランプつきのアロマディフューザーでアポロン像を照らして、ライト+スモークとか…! 
写真じゃまったく分かりませんが、ちゃんと月桂樹のアロマ焚いたりして本当にノリノリでした! 
 
裁判所の背景も!アテネのアクロポリスが途中でアポロンのお立ち台になる所とか…すごく考えたんだぜ! 
 
 全員集合。 
 
文章、画像共に分かりにくい所多々あったと思いますが、 
楽しんで頂けてたら嬉しいです! 
 
 散らかりすぎの部屋。 
 
 
 
 
――と、いうわけで、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いいたします! 
 
……2月3日の日記の最後でそれ言っちゃう!!?
という感じで本当に申し訳ないのですが!(笑) 
昨年はどうもありがとうございました。 
今年もよろしくお願いいたします! 
 
私の近況ですが、今年は元旦から「山田先輩VS黒川・ギリシャ神話早押し対決」が拝めたり、しょっぱなから色々楽しい事が目白押しの毎日です。 
 
バレンタインも…もちろん黒川さんに色々やる予定です!!(笑) 
 
…………………………… 
拍手どうもありがとうございます! 
お返事は12月24日分まであります!! 
 
※それと、私のアドレスにメール送れないよ!という方がいらしたのですが、どうしても送れないようでしたら、お手数ですが、拍手で頂戴する事はできますか?一押しで1万字送れるので、ご利用頂ければと思います! 
 
………………………… 
★以下、『ソクラテスの弁明』に関するちょっと専門的な追記です。 
 
■プラトンの『ソクラテスの弁明』をベースにしていますが、 
  ・プラトン『クリトン』 
  ・クセノポン『ソクラテスの弁明』 
  ・アリストファネス『雲』 
  ・ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝』 
を合わせて自分好みにしています。 
 
■史実では、ソクラテスはデルフォイには行っていません。カイレポンだけです。 
■裁判の進行はすごく簡略化、一部変更しています。 
■専門的な言葉は避けています。「無知の知」とか、色々単語を省いてあります。 
  
 

 

2012. 2. 17
      【黒川座談会】ドキュメント2.14〜黒川とチョコの甘くビターな同棲生活〜
今、その恋の結末を〜

2月14日、バレンタインデー当日。 
私は、愛媛の片田舎、往年の宿敵・黒川さんの自宅に、ある荷物を送りつけた――そう、 
 
 
 
容量にして1ガロンは入ろうかという真っ赤なハートの箱を。 
(大きさ比:オウィディウス著『恋愛指南』) 
 
 
黒川『……藤村さん、このおぞましい物は一体……』 
 
私「ごめん、黒川さん!詳しい話は後だ!!私、2、3日身動き取れなくて、恒例の座談会できないの!
だから、その箱は座談会の日まで開けないで持っておいて欲しい!!」 
 
黒川『こ、こ、困りますよ!僕、実家ですし…
こんなエロ本よりも置き場所に困る、その上エロ本よりもかさ張り、かつ目立つおぞましい物、そんなに隠しておけません!!』 
 
私「黒川さん…
お前は『家畜人ヤプー』全5巻を家族の眼から10年間も隠し通せるほどの男だ。君のそのエロ本隠し技術に期待する! 
 
……それじゃ!私、忙しいから!がんばって!」 
 
 
黒川『……ちょ、ちょ、ちょっと待って…!』 
 
  ガチャッ。ツーツーツー… 
 
 
 
 
黒川『………。』 
 
――この時の心境を振り返って、彼は言う。 
 
黒川『この箱の中身も素性も一切分からないが…3日間、この箱を隠し通すしかない…!!例え、僕の生涯の伴侶たる家畜人ヤプーを犠牲にしても…!』 
 
 
――そう、これは、黒川と彼の元に身を寄せたチョコレート… 
 
二人の秘められた3日間の同棲生活の全貌を、インタビューに基づき、 
私、藤村シシンが客観的にまとめ上げたドキュメンタリーである。 
 
 
 
【黒川座談会】 
ドキュメント2.14 
〜黒川とチョコの甘くビターな同棲生活〜
 
 
黒川(……さて、このオーパーツをどう隠すか…) 
 
 
 
 
黒川(…押し入れの中、か…? 
 
いや、母さんが入ってきて、『ついでに息子の押し入れのムシューダでも取り替えてあげましょ……ん!?な、何!?このハートの箱は!?』 
 
――だめだ、ここはやられる…。
 
 
 
いや、隠そうとするから失敗するのだ。 
「木を隠すなら森の中」作戦…! 
風呂敷に包んで部屋の隅に転がしておけば、絶対に気付かれない…! 
 
まさか誰もこの風呂敷の中に巨大なハートがあるとは思うまい!) 
 
 ――完璧な作戦に思えた。 
 しかし黒川、ここで一つの誤算―― 
 
 
黒川(しかし今日は寒い…ストーブを付けなければ…) 
 
 厳しい寒波が押し寄せた2012年。 
 南国・愛媛でも2月14日からは雪が降り続いていた。 
 ゆえに、黒川はストーブの温度をやや高めの20度に設定。 
 
 ――しかし、それから間もなくして、 
 黒川は部屋の中のある異変に気付いた。
 
 
 
黒川「……ん?ん…!?
な、なんだ…この部屋中に広がる甘ったるい匂いは…!?」 
 
 
 
黒川「こ、この箱…!
この箱から強烈なチョコレート臭が…!!ばかな、これではいかに風呂敷に包もうとも一発で存在がばれてしまう…!!」 
 
 ――急いでストーブを切り、ちゃんちゃんこを二枚重ねで羽織り、 
 頭から毛布をかぶる黒川。 
 
黒川(…く…暖房を付けることもままならぬとは…!しかしこれで中身がチョコレートだ、という事は分かった…。しかし中身は一体何なのか…。どういうつもりでこれを…。今こそ僕の圧倒的推理能力が光る時――!!) 
 
 
 ガラッ!
←ふすまを開ける音 
 
黒川祖父
「やや!巧!ストーブも付けんと何しとるんかいね?寒かろが?じーちゃんがスト−ブ付けたろ!」 
 
黒川
「ワーーーじいちゃん!寒くないがね!寒くないがね!大丈夫やけん!」 
 
(くっ…!この箱のせいで僕は…!!
開けた時には絶対に容赦せんがね…!!) 
 
 
 
 ――そんな中、徐々に明らかになっていく箱の素性。 
 
 まず、中身は、私+星彦+そらのはなこ、 
 三人で作った「合作」だという事。
 
 
 そしてさらに重大な事は―― 
 
「黒川さん、君に送った箱の中身は、『本命チョコ』だから。」 
 
黒川『3人の合作…!?本命…!!?』 
 
 この二つの言葉がさらに彼を混乱させ、 
 夜には部屋にかすかに漂うチョコレート臭と共に、 
 黒川を夢で苛んだのだった。 
 
黒川(…ミラ・ジョヴォヴィッチ
(※黒川理想の女性)『一緒に夜のバイオハザードに行きましょ』と言われる淫夢を見てしまった…。くそ、この箱のせいで…!!) 
 
 
 夜も眠れず、徐々に精神を蝕まれていく黒川…。 
 
 だが同時に、寝食を共にしてきたこの箱に芽生える、 
 
 ほのかな愛情――
 
 
 
黒川(大丈夫だろうか、溶けていないだろうか…?時折、ゴトゴト音がするのは、崩れているのではないのだろうか…?心配だ…。 
 
例え、この箱の中身が何であろうと…僕はこの箱を守りたい…!)
 
 
 
 
――その二人の奇妙な関係に、終止符を打つ時が今、来た!! 
 
箱を開けた時、黒川の気持ちは踏みにじられるのか!? 
それとも、黒川の愛情に答えるのか!?
 
 
 
――さあ、黒川さん、今夜! 
その決着をつけよう…!! 
 
黒川とその箱の、甘いロマンスの結末を!! 
ドキュメンタリーではなく!今、リアルタイムで我々に見せてくれ!!
 
 
 
 
黒川座談会】 
リアルタイム2.17 
〜今、その恋の結末を〜
 
 
以下、恒例の座談会! 
 
  
 

黒川ですが…。この3日間の僕の苦労を、よくも甘いロマンスなんぞに仕立て上げてくれましたね。

言っておきますけど、愛情なんか一切芽生えておりません!
憎しみしかない!!


この箱のせいで、極寒の中、僕はろくに暖房もつけられなかったんですよ!?
ここまでして、もし溶けていたり、崩れていたりしたらと思うと…!
気が気ではない!
..2/18 0:11(Sat)

何?まだ愛が芽生えてない?
…じゃあ、もう一晩、ベッドを共にすれば愛も芽生えるのではないだろうか。

――と、いうわけで、今日はもう遅い。もう1時だぞ!
明日また仕切りなおそう。

20時にここ集合だ!!いいな!
それまでにその箱と男女の仲になっておけ!!

でないと、その愛を裏切る意味も、あるいはハッピーエンドな結末にも、意味がない!
..2/18 0:52(Sat)

本当に、憎しみしかない。

もう一晩与えられても、答えは同じです!
僕は絶対愛しなどしない!

貴女方の刺客と分かっていながら、貴女方の策略にはまると分かっていながら、それでも愛するわけがない!!
..2/18 0:59(Sat)

「この人を愛したらいけない。」――それが恋の始まりだ。

愛したらいけないと思う人ほど、意識してしまう。
それが人の常だろう、黒川さん。


――その箱には、私たちの魔法がかけてある。

策略だと思えば思うほど、陥るのが恋の罠よ!!

明日、箱を開けるときの君の顔が見ものだな。
..2/18 1:09(Sat)

また一日延ばすんかい!!※皆の代弁
..2/18 1:13(Sat)

……本当ですよ…。

もう明け方なのに、まったく眠れないです…。このチョコレートの匂いが僕を眠らせてくれない…!

頼むから、僕に心を開いておくれ…
というより、いい加減、ふたを開けさせておくれ…
..2/18 5:05(Sat)

何スか、その
チョコ「今夜も眠らせないぜ…」状態…。

黒川さん可哀想…。
でもお休み!!
(ちなみにシシンは、「夢の中でアポロンとデートしてくる」つって寝ました)
..2/18 5:15(Sat)

………………………………………
黒川さん、昨晩はお楽しみのようでしたね。

昨日は一段と寒かったが、まさか自分の身を守るために暖房をつけて寝て、チョコを溶かしてしまってはいないだろうね?

まずは彼女をここへ連れて来い。

君がこの4日間、彼女をどう扱ってきたか、衆目の前で確認しようじゃないか。――箱を開けてね。
..2/18 20:12(Sat)

馬鹿をおっしゃい。このチョコを溶かすくらいなら、僕が凍死する!



貴女は仰いましたね。「これは僕に対する本命チョコだ」と。
その言葉を信じて、僕はここまでこのチョコレートを守ってきました。

家族の目から隠し、冬の日に暖房もつけず…。
この苦労を、愛情を、このチョコが裏切らないだろう事を僕は信ずる!

――さあ、午後8時。約束の刻限です!

..2/18 20:49(Sat)

では、開けろ!開けて彼女の本心を己の目で確認するがいい、黒川巧!

――さあ、今、その恋の結末を!
この場で見せてくれ!
..2/18 21:04(Sat)

ああ!長かった…この4日間、本当に長かった…!!
今、この箱を開ける…!!

頼む!どうか僕のこの胸の高鳴りを!
この愛を!裏切らないでくれ、君よ!!
..2/18 21:10(Sat)





え…こ、これは一体…どういう意味…
..2/18 21:16(Sat)

――さあ、黒川君、箱を開けて出てきた、
真っ白なハート型のチョコレート。





――そこに書いてあるギリシャ語を読んでみてくれ。
..2/18 21:19(Sat)

prosphilestatoi

APOLLONI …


プロスフィレスタトーイ・アポローニ …





『最愛のアポロンへ』……?

..2/18 21:30(Sat)

…黒川さん。確かに、「君に『送った』チョコは、『本命チョコ』だとは言ったが、
君自身に対するものだとは一言も言っていない
な。


――そういうわけで、黒川君。それ、アポロン様に渡しておいて。


..2/18 21:34(Sat)

アアアオオオオオオオオオオ君は――っ君たちは――っ!!!楽しいか――!!僕の純情をもてあそんで楽しいなrのか――っ!
..2/18 21:38(Sat)

チョコレートを温かさから身を呈して守ってくれてありがとう、黒川君。
だが、そのチョコレートの本命は、君じゃなくてアポロンだったというわけだ。

悲恋だね。そして悲しくも美しい物語だと思わないか。

私はこの見世物に最高に満足だ。
君の絶望に打ちひしがれる様は、何よりの見ものだ。
..2/18 21:44(Sat)

いいえ、この脚本は三流です!!

僕だって、うすうす嫌な予感というか、「どうせこうなるんじゃないかなあ…」という予感はありました。
見て下さってる人もそう思ったんじゃないですか!?

ええ、伏線を隠しきれないのは三流のやる事です!!

あーもう…!ああ、もうどうしてくれようこのチョコレート…あああ!

予想はしていましたが…こんな結末とは…!!
..2/18 21:49(Sat)

――いいや、この物語は三流にはならない。

なぜなら、この物語の主人公は、例え絶望の淵に落ちようとも、
箱の底に希望が残っている事を信じて探し求めるからだ。
..2/18 21:56(Sat)

……!

なんですって……

..2/18 22:00(Sat)

 「絶望の谷に落ちた彼の体を、精神を
  厳しい寒さが蝕んでいく――
  もう駄目かもしれない…

  だが、絶望の淵に追い詰められようと、
  彼はまだ信じていたのだ――彼女の愛を!」


君はまだ諦めてはいないはずだ!!
そうだろう主人公!

 「彼は最後の力を振り絞って、チョコレートをどけ、箱の底を見た!」
..2/18 22:08(Sat)

え…ええ
えええええええええーーーーーーーーーーーーーーー
嘘でしょうーーーーーーーーーー!!


..2/18 22:15(Sat)


「箱の底を見ると、そこには……




 彼がいつも着ているギリシャ語Tシャツを模した、ダークチョコレートの山が。

そしてその中の一つにはこう書かれていたのです。





SE PHILO
『あなたを愛してるわ。』



黒川さん!!ハッピーバレンタイン!!!

私+星彦+はなこさんから、愛をこめて!このチョコレートを贈ります!!

..2/18 22:22(Sat)

ちょ・・・

完璧すぎるだろこのタクティクス!


シシンさんマジかっこいい///
..2/18 22:28(Sat)

…ええ…何ですこれものすごくうれしいんですけど…!!
うれしい…!!

これ、君たちが作って下さったという事ですか…!
僕のTシャツじゃないですかこれ…!!

果てしなく嬉しい…!!

回分のやつもあるし!『ホムンクルス』『魂の死』もある!ウワー!
..2/18 22:30(Sat)

はなこさん!本当にありがとう!!!
去年のどうかしてるハート型のチョコも嬉しかったですけど、今回のはさらに感激しました!だって手作りですしこれ!

..2/18 22:32(Sat)

構想数ヶ月…!!(詳しい時間は忘れた)

ついに黒川さんへの我々の想いを届ける瞬間を迎えられた!!

シシンありがとう…!!
でも待たせすぎ。
..2/18 22:32(Sat)

見たか、これが私の戦略的遅刻だ。

――さて、主人公君。
我々のこの筋書きにご満足して頂けただろうか?
..2/18 22:36(Sat)

 「彼は、箱の底から彼女を救い出すと、きつく抱擁した。
 そして、この4日間待ちわびた口づけを交わしたのだった――」


   ――HAPPY END.



…ありがとうございます、今『魂の死』を食べさせてもらったのですが、ビターで美味しいです!すごく!
すっごくおいいしです!あーー!!

この4日間、守って良かったです!このチョコレートを…!
御三方とも、本当に有難うございます!!美味しい!
..2/18 22:42(Sat)

脚本家も予想していなかったまさかのキスシーンが…!!!!(笑)

ちなみにそれ、チョコレートは全部で 2kg あるよ。

カロリーにすると10000kcalあるから、おそらく一度に食べると死にます。

ちょっとずつ食べてね…!半年くらいは持つだろうから…!!
そして寒い中、暖房も付けずに待っててくれて本当にごめん。
そしてありがとう!
..2/18 22:51(Sat)

う、うん……今、Tシャツの袖をかじっただけでお腹いっぱいになりました。
半年かけて少しずつ頂きますね。本当にどうもありがとう。

しかし、まさか貴女方が、アポロンを前座にしてくるとは…思い切った事をしたものですね。
..2/18 23:06(Sat)

――ここで、一つ弁解をしておきたい。
確かに我々は、アポロン+黒川さんに向けて頑張ってチョコを作ったつもりだった。


制作過程。

「顔を洗うと共に罪も洗い流せ」(※回文)


その他、「ホムンクルス(人造人間)」「インキュバス(淫魔)」など、黒川の往年のギリシャ語Tシャツ。

――頑張って作りはした。
しかし、今振り返って言おう。私達は正直バレンタインをナメていた、と。

そう、上には上がいたのである。
..2/18 23:14(Sat)

今年のバレンタインは、黒川さんはじめ私や星彦さんにもチョコレートを頂いてしまったのですが!!

みんな目をかっぽじってみてくれ…!!


ひーちょんさかんから頂いた、「アポロンクッキー」
(右は黒川さんに頂いたものですが!一緒に写させて頂きました!)

http://hie-chon.jugem.jp/
ひーちょんさんのブログ。
http://hie-chon.jugem.jp/?eid=77
クッキーの作り方等はこちらの記事に書かれています。

(私が描いたアポロンで作って下さって本当にうれしかったです!ありがとうございます!!)

そして、

たかしまつぐるさんに頂いた、「アポロンとダフネー」チョコレート

https://twitter.com/tug_shima
サイトをお持ちじゃないとのことで、ツイッターをご紹介させて頂きます。

(芸術品ですこれ…!本当にありがとうございます!!)


他にも色々頂いてしまったのですが、
そしてご紹介しきれず申し訳ないのですが!!

――もう、みなさんのチョコレートを見て目が覚めたわ…。「あ、バレンタインって、こういう本気出さないといけないイベントなんだ」

だからね!黒川さんね!!
こういう化け物みたいな高度なチョコと、私たちのを比較して、「ショボイなー」とは思ったかもしれねえ!!
だけど、来年は見とけ!!来年から本気出す!!
..2/18 23:35(Sat)

来年?来年は来ない。

なぜならこの物語の主人公は、
ホワイトデーに復讐を企てるからです。


――さあ、筆を僕に渡してもらおう。


 「彼は復讐に燃えていた。
 かならずやかの3人の魔女を打倒せん、と。
 ――計画はすでに頭の中にある。
 あとはそれを書きつづるだけだ。

 そう、ここからは第二部。
 ホワイトデーに向けた僕の復讐劇の幕開けだ。」



  ................To Be Continued.
..2/18 23:50(Sat)

………………………………………………………
上手くまとまったところで、これにて座談会、了!
各々一言あったり、言い足りない事あったらどうぞ!
..2/18 23:52(Sat)

黒川ですが、みなさん、本当にどうもありがとう…!!

手も震えてるし、指はチョコでベットリですし、うまく御礼を申し上げられないのですが…!まさか僕のために手作りで作って下さるなんて本当に感激です!
藤村さん、星彦さん、はなこさん!みなさん本当にありがとうございます…!!

ただ、アポロンへのチョコレートですが…



アポロンは古代人なので小文字は読めないと思いますので、代わりに僕が頂いておきますね。
..2/18 23:57(Sat)

20時からずっと見てました、クッキーの人ことひーちょんです。
お邪魔いたします。
まさかネタかぶりするとは思いませんでした…
言葉が違ってよかったと思います、心から!
そして、とても楽しい座談会をありがとうございました!!
..2/19 0:00(Sun)

「アポロンは古代人だから小文字は読めない」って(笑)。そうだけどそうじゃねえよ!!(笑)

ひーちょんさん>こちらこそアポロンクッキーありがとうございました!まさかあんなに手が込んでいて、心のこもったものを私にも頂けるとは思ってもみず…!本当に感激しました!そして座談会楽しんで下さってなによりです!
..2/19 2:18(Sun)

一晩明けまして、改めまして、ありがとうございました。黒川です。

昨晩の事が夢ではないかと思って、ハートの箱を何度も開けるのですが…まあ、そこには大量のチョコレートが入っていて、「あ、これ現実だ」と認識する一日でした。

今回藤村さんが書いた記事で改めて思ったのですが、彼女は本当に僕を魅力的に書いてくれていると感じます。
いい詩人の支持を得た、幸運な神話の英雄のような、そんな気持ちです。

僕は、現実では藤村さんに守られていないと何もできない情けない男ですが…、……しかし、アルテミスに対するアポロンが最初はそうであったように、いつかは逆転したいと思います。

本当に僕、情けないんですけど…
自分が本当に嫌になるのですけど…
今はまだアルテミスの後ろについて回って泣いてばかりのアポロンですが…いつかは世界の真ん中を牛耳って見せます!

そのためには、星彦ヘルメス、はなこアレス…
貴女方の協力が必要なのです!
本当にこの度はありがとう。
涙の味でチョコレートが少ししょっぱいのですが、最高の味です。

僕にもご厚意でチョコを下さった方々、見て下さった方にも、
僭越ながら感謝の意をお伝えしたく思います。
どうもありがとうございました。
..2/20 0:03(Mon)




⭐️新刊出ました!(2024年4月)



藤村シシン
古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。
高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。

◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。

お仕事のご依頼 euermo★gmail.com
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2012. 2. 02 【前半】新春かくし芸大会:藤....

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