藤村シシンぶろぐ


 

2009. 8. 2
      ギリシャ旅行で興奮したこと

ヘカトス(アポロン)とヘカテー。 
 
『アポロンの異名の一つに、
「ヘカトス(遠矢射る君)」というものがある。 
そして、この「ヘカトス」の女性名詞こそが
「ヘカテー(遠矢射る姫君)」。 
 
輝けるアポローンの君と、闇の女君ヘカテーとは、 
元々は一対の神として崇拝されていた。』
 
 
 
――今回、ギリシャで初めて行った博物館に、まさにアポロンとヘカテーの像が並んでおいてある部屋があって…最高に興奮したよ…!! 
 
なんかさ、アポロンはさ!
普段は、履歴書の「尊敬する人」の欄に自分の名前をデカデカと書いちゃうような男じゃん!! 
ヘルメスに向って
「安心しろ。お前の親友はパーフェクトだ。」って言えちゃうような自信満々の輝かしい男だろ!? 
そして女を軽蔑してるような、そんな男でしょ!?
 
 
だけど、ヘカテーの前では全然そんなそぶりがない気がする…!! 
 
…アポロン(ヘカトス)と、ヘカテー…! 
この二人の関係は本当に魅力的じゃないか…!? 
 
光明と秩序の神アポロンと、闇と魔術の女神ヘカテー…! 
何の接点も無さそうなこの二人がペアだったとは信じがたいよ…!!
 
 
…ああ、改めてアポローンの君にお聞きしたい! 
ヘカテーとは一体どのような関係だったんだ…?! 
―――・・・・・・・・・・・・
 
 
 
ヘルメス「アポローンの君。めずらしく伯母上様があなたにお会いしたいと冥界から上がっていらしておりますよ」 
 
アポロン「…伯母上だと?」 
 
ヘルメス「ええ、
ヘカテー様です。あなたの母上の姉君だから、伯母君でしょ?先ほど、あなたがこちらにいるとお伝えして置きましたので、今こちらに向かって…」 
 
アポロン
「気は確かか!!?私の居場所を教えたのか!?あの魔女に!!?」 
 
ヘルメス「…何かマズかったでしょうか」 
 
アポロン
このアポロン、女の皮をかぶったあの悪魔を伯母と思ったことは一度たりともない!!あの女は『冥王ハーデスよりも冥王っぽい』でおなじみの魔女だぞ!?奴が一度現れたら、誰か人一人死ななきゃ引っ込みつかないような事態になるのだいつも!!!」 
 
ヘルメス「…ええ…?僕がいつも冥界でお会いする時には、ペルセポネー様と朗らかに笑っていらっしゃいますけどねえ……
ってちょっと!アポローンの君!!どこに行かれるつもりですかっ!?」 
 
アポロン「知れたことよ。私は逃げる!」 
 
ヘルメス「こ、困ります!!僕のメンツも考えて下さいよ!!」 
 
アポロン
「あの魔女が現れたら適当によろしく言っておいてくれ!『私もファンです』つってたって言っとけ!適当に!!私はあの魔女がいない場所でゆっくり…」 
 
 
ヘカテー『私がいない場所でゆっくり竪琴でも弾いて暮らす。』ってか?そんな選択肢はないよ。 
 
 
アポロン
「出たーーーっ!!;『ボイオティアの魔女』ーー!!」 
 
 
ヘカテー「久しぶりだね、『ヘカトス』。元気そうで何よりじゃないか。…ああ、懐かしい。こうしてお前と並ぶと昔を思い出すよ。」 
 
アポロン「…は、はあ…?」 
 
ヘカテー「お前も昔は可愛かった。小さい時、泣きながら私に言ってきたじゃないか?『ヘカテーおばちゃん、どうしよう!!僕のオチンチンから白いオシッコが…』 
 
アポロン
「うわああああああーーーーッ!!!!!やめろぉおおおお―――!!」 
 
ヘカテー
「…またある時は、『ヘカテーおばちゃん、僕病気かもしれないの……僕、かわいい女の子を見るとオチンチンがおっきく…』 
 
アポロン
「ぐわああああああーー!!頼むーー!!やめてくれえええええーー!!!ほんっとすみませんでしたァアアアーーー!!!」 
 
 
 
――うーん!!ヘカテーのポジションは本当に面白いくないか!?(笑) 
アポロンの子供のころの生き恥とかも全部知っていそうだし! 
 
むしろ
アポロンに変な倒錯した性癖植え付けたのはヘカテー姐さん…あなたが原因なんじゃないのか? 
 
そしてアポロンが徐々にオリンポスでゼウスに次ぐ強大な神格になっていくのに対して、 
ヘカテーは冥界でハーデスに次ぐ地位を築いていく… 
ちょうど二人の歴史が鏡写しみたいで本当に興味深い!! 
 
そして、
冥界でのハーデス様とヘカテーの関係も気になるところ…!! 
 
ハーデスとヘカテー。 
この二人に同時ににらまれたらオシッコちびりそう…。
 
 
 
ヘカテー「ハーデス。私、新しい地獄を考案したんだけど、聞いてちょうだい。」 
 
ハーデス「……。」 
 
ヘカテー
「男の乳首をちょうちょ結びにして天井から吊るすっていう地獄なんだけど」 
 
ハーデス「……、それは…具体的にどのような罪を犯した者を入れる地獄なんだ…?」 
 
ヘカテー
「生きとし生ける男全員をブチ込むのが理想だけど(※ヘカテーは処女神で男嫌い)百歩譲って、童貞は免除。一度でも女に手を出した男は容赦なくブチこむ予定よ。」 
 
 
ハーデス(やばい…!!じゃあ私も乳首ちょうちょ結びされて天井から吊るされる…!) 
 
 
…ハーデス様は、ペルセポネーがそばにいるとデレデレになっちゃうけど、 
ペルセポネーがいない期間は、冷徹な王然とした表情を浮かべているんじゃないかと思う! 
 
それを知っているヘカテーは、
「この男は奥さんいない時の方が凛々しい表情をしている。ペルセポネーの前でもこういう表情を見せればいいのに。」 
 
と思っているけど…言わないよ!! 
心の中では、ハーデス様とペルセポネーの仲を応援しているけど、 
絶対言わない! 
処女神としてのプライドがある! 
 
冬になると、ヘカテーは
ペルセポネーの寝室の前で仁王立ちして、 
ペルセポネーをノコノコ夜這いにやってきたハーデス様のみぞおちにヒザを2、3発入れつつ、
 
 
ヘカテー
「このムッツリスケベが!!ペルセポネーに何するつもりで来たお前!?これだから男は汚らわしいんだよ!セックスの事しか頭にないのかお前は!」 
 
つって、ハーデス様の乳首をちょうちょ結びにして天井から吊るす…!! 
 
 
ヘカテー姐さんってなんかそんな感じ!! 
 
そして後世の、闇夜にケルベロスを連れて四つ辻に現れる、 
恐ろしい地獄の女神としてのヘカテーからは、 
アポロンと一緒に祭られていた姿は全然想像できなくて 
本当に面白いですね! 
 
アポロンを「ヘカトス(遠矢射る君)」と呼んだ時はいつでも、 
その女性形である「ヘカテー」を思い出しただろうに!!
 
 
でも、ギリシャ人は全然そんなことを忘れてしまったかのように「ヘカトス」と「ヘカテー」を別々に出してくる。 
本当に不思議!! 
 
アポロンとヘカテーは、元々は光でも闇でもないニュートラルな存在だったはずなのに、 
アポロンはどんどん光の面が強調されて行って、 
逆にヘカテーは闇の面が強調されていく… 
 
え〜なんでなんだろう? 
こういうのって本当に面白いなあ!! 
 
 
 
そんなわけで、今まであんまり考えてなかったヘカテー姐さんの良さに気付いたギリシャ旅行でした。 
 
この他にも旅行で興奮したことを挙げたらきりがないのですが、 
もうひとつだけ挙げるとしたら… 
 
アテナイのアゴラ(広場)で、アイアコスの神殿の跡だと考えられている場所に立ったことです!! 
 
もう基礎しか残っていないただの廃墟でしたが、 
そこのキャプションに、こう書いてあったんだ!! 
 
 
「この場所はかつて裁判所だと考えられていた。 
しかし、近年の研究で、英雄アイアコスの神殿であった可能性が高くなっている。」
 
 
…ああ!私も本当にそう思う!!! 
ここは裁判所じゃない!アイアコスの神殿だ!! 
 
 
だって、この建物は!! 
アイアコスの故郷であるアイギナ島の大理石で作られているんだから!!
 
 
 
 
 
――というわけで、ギリシャ旅行は本当に本当に楽しかったです!! 
つなビィに書き切れなかったこともたくさんあるので、いずれそれも書きたいと思います。 
ミコノス島のホテルの部屋で床がデウカリオンの洪水事件とか…色々あったんだ…。 
 
そして全然大したことないのですが、私はギリシャで体調を崩してしまい、今現在は鼻血が止まらない状況です。まあこれは大丈夫な方の鼻血なのですが、医者には
「いいからお前は興奮しないで安静に!モーツアルト聴きながら素数でも数えてろ!」的なことを言われましたが、 
 
…そんなことできるはずがないじゃないか!! 
私はアポロンを謳いたいんだ!!
 
 
『フォイボス・アポローンを讃えずして、私はお前を眠らせはしない!!』 
 
だよまったく!! 
全然鼻血は出っぱなしよ!!
 
医術の神であるアポローンの君に首の後ろをトントンしてもらいたいよ!! 
 
と、こういう妄想をすると本当に鼻血が止まらなくなるのでここまでにしておきます! 
(※体調崩すとビュービュー出る鼻血なので、いたって健康です。むしろ血の気が多すぎるんだ…) 
 
 
拍手ありがとうございます! 
そしてコメントもとても嬉しかったです!! 
お返事少々お待ち下さい!!
  
 

私はもしかしたらアポロンとヘカテーが一緒にまつられているのは、アルテミスと同一視されているのかもしれないと思いました
..8/21 15:22(Sun)

 

2009. 8. 4
      黒川ポッ太と賢者の石〜古代ギリシャ語訳ハリポタ〜

※ちょっとだけハリポタ1作目:「ハリー・ポッターと賢者の石」のネタバレあり。 
 
――突然ですが、
「ハリー・ポッターと賢者の石」が 
古代ギリシャ語訳版で出版されていることをご存知ですか?
 
 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/158234826X/249-4251592-3083548 
(古代ギリシャ語版ハリー・ポッター) 
 
…これを知って私は「こんなもん読むの一体どこの変人だよ!」と爆笑していましたがいました、身近に。 
 
黒川「藤村さん!僕、昨日やっとハリポタ読みました。古代ギリシャ語で。」 
 
 
お前かよ!!!! 
…そんなわけで、この日記でもおなじみの、 
Tシャツの文字がいつも変なギリシャ語の男・黒川さんですが、 
 
 
私「読んだのハリポタ!?…古代ギリシャ語で!?」 
 
黒川「はい。とても面白かったです。
僕はシナプス先生が一番好きでした。」 
 
……シナプス先生って誰? 
そんな奴いないぞ!ハリポタ好きの私が言うんだから間違いない!!そんな脳みその神経細胞みたいな名前の先生はいない!!!
 
 
私「え?え…??ちょっと確認させてほしいんだけど、古代ギリシャ語版で主人公の名前と本のタイトル言ってみて。」 
 
 
黒川
『ハレイオス・ポテール・カイ・ヘー・トゥー・フィロソフュー・リトス』です。」 
   
(ハレイオス・ポテールと賢者の石)
 
 
 
どなたよ?ハレイオス・ポテールって? 
…ああっ!?まさか…!そうか!!古代ギリシャ語だと、文法上の都合で、男性の名前はSかRかNでしか終われない!
 
(ほら、ギリシャ神話でも、男の神様は全部SかRかNで終わるじゃん!) 
だから、Harry(ハリー)っていう名前は無理なんだ!! 
 
 
私「…読めてきましたよ。
古代ギリシャ語に沿うように、登場人物の名前が改変されてるんだ?で、そのハレイオスとやらがハリーの事なんですね?」 
 
黒川「そのようです。」 
 
私「…とすると、そのシナプス先生とやらは…?」 
 
黒川「シナプス先生はシナプス先生です。
セウーエロス・シナプス先生ですよ!」 
 
いやだから、そんな苛立たれても 
セウーエロス・シナプスに全く聞き覚えがないのよこっちは!!
 
 
私「もっとヒント出してっ!」 
 
黒川「あの、ほら…
アテナ先生とよく一緒にいて…」 
 
アテナ先生っ!? 
また聞き覚えないのが出てきたっ!!
 
 
黒川
「ヘルミオネーがトイレで襲われた時に、アテナ先生と一緒に駆け付けてくれた人で…」 
 
 
――今、ギリシャ神話の話してるんじゃないよね? 
ハリポタの話してるんだよね?
 
 
なんかギリシャ神話に出てくる名前ばっかなんだけど…!! 
ヘルミオネーにアテナ…!? 
 
私「…あっ、一個分かった!
ヘルミオネーってハーマイオニーのことか!Hermione(ハーマイオニー)はギリシャ神話のヘルミオネーの英語読みだもんね。」 
 
とすると、アテナ先生って言うのは…? 
アテナはラテン語読みで「ミネルバ」… 
 
マクゴナガル先生のフルネームが 
ミネルバ・マクゴナガルだった気がする…! 
 
アテナ先生=マクゴナガル先生! 
とすると!セウーエロス・シナプス先生ってのはまさか…!! 
 
 
黒川
「それと…ああ、ほら!ケルベロスに足をかまれてて…!」 
 
分かったッ!! 
その一言で完全にわかったっ!! 
セウーエロス・シナプス先生は!! 
 
「セブルス・スネイプ先生だろ!!?」
 
 
 
セブルス 
(厳格な/冷酷な人) 
 
っていうラテン語の名前の意味をそのままギリシャ語にうつして「セウーエロス」なのね!!なるほどーっ!! 
 
私「私もスネイプ先生…ってか、シナプス先生一番好きです!!」 
 
 
ようやく分かってよかったよ…!! 
なんか
ハリーはハレイオスとかわけわかんない事言い出すからさあ!! 
 
黒川「それなんですけど、僕、どうしても『ハレイオス』って聞くと『アレイオス(アレス的な)』って言葉を思い出しちゃってですね…」 
 
曰く、主人公の「ハレイオス」という名前は、大文字で綴ると、 
ΑΡΕΙΟ 
(ハレイオス)
。 
 
でもこれって、
「軍神アレスのような人」を示す 
 
ΑΡΕΙΟ 
(アレイオス)
 
 
綴りが全く同じなんだよね。 
 
 
黒川
「…だから、主人公のハリーは、アレスのように筋肉ムキムキの人物をイメージしちゃうんですよね」 
 
 
……なんかお前…全然違う景色見てるぞ。 
ハリーはいじめられっ子で筋肉とか全然ないぞ…。
 
 
私「…もしかしてスネイプ先生もマッチョの体育会系とか思ってませんよね?」 
 
黒川「それは大丈夫です。名前のとおり『厳格で冷酷な』人ですよね。
ちょっと陰険でジメジメしてる感じの…」 
 
 
……ってかさ、私、黒川さんって前から誰かに似てる、と思ってたんだけど… 
もしかして…スネイプ先生じゃね??
 
 
「黒川さん、ちょっとそこのドアから入ってきて、スネイプ先生の台詞言ってくれませんか!?映画で初めて登場するシーンの台詞なんですけど!!」 
 
 
――……… 
 
バァーーンッ!!(ドア音) 
 
黒川
『…この授業では杖を振りまわしたり、ばかげた呪文を唱えたりはしない。』 
 
カツカツカツ(靴の音) 
 
 
黒川『いいかな。魔法薬調合の微妙な科学と芸術的な技を 
   諸君が理解できるとは期待していない。 
   だが、一部の素質のある選ばれた者には伝授してやろう。 
 
     (マントバサァ!) 
 
   
の心を操り、感覚を惑わせる技を。 
   名声を瓶の中に詰め、栄光を醸造し、死にすら蓋をする術を…。
 
 
 
 
 
――次の闇の魔術に対する防衛術の先生はお前で決定!! 
 
いい!すごく雰囲気はあった!! 
ああ〜だけど!スネイプ先生の内に秘めたものを表現するにはまだまだ!!それにはもう生まれた時から紅天女の役作りしてるような演技派じゃなきゃ到底無理だな!!
 
 
 
――と、今日はハリポタの話ですみません! 
あまりにも古代ギリシャ語版のハリポタが気になったので…。 
 
だって無理じゃない!?
ハリーとか全員、アポロンみたいな硬ーい言葉でしゃべってんでしょ!? 
 
それに古代ギリシャ語は事実をありのままに伝えるのには適した言語だけど、 
自分の気持ちとかを伝えるのには不向きな言語だと思う!! 
ハリーの心象描写とかどうしてるんだろう? 
 
…と、黒川さんに聞いてみても、
「いや、古代ギリシャ語じゃないハリポタを読んだことがないから不自然がどうかが分からない。」 
 
あーダメだよな!黒川さんの頭の中のハリーはアレスみたいなマッチョ男だもんな!!
 
 
だけど「ハレイオス」は確かに紛らわしい!と思う! 
ΑΡΕΙΟ 
って書かれたら私も絶対「アレイオス」って読んでしまう…。そして絶対に筋肉ムキムキのアレスを連想する…。 
 
でも、「車」とか、「汽車」とか、古代ギリシャ語にはない言葉の訳し方が面白かった、とのことで、ちょっと読んでみたい気もする。 
だけど私が読んだら1ページ3時間くらいかかるんだろうな…悔しいけど…!! 
 
あと、上にも出しましたが、人物名をかなり試行錯誤しているみたいです。 
ロンが…なんだっけ?
「ザクロの野」?みたいな意味の名前になってた、と言ってたな…。よく覚えていないけど…。 
 
 
それと今まで気付きませんでしたが、ハリポタってけっこうギリシャ神話から 
登場人物の名前とってるんですね。 
「ロクシアス」(アポロンの異名)とかいたもんね…。 
 
でも、古代ギリシャ語版でもスネイプ先生のかっこよさというか、ヘタレっぷりというかが健在で嬉しいです!! 
いやースネイプ先生いいよ…!何もかもがいい! 
 
以下、スネイプ先生について無駄に語りますが、 
最終巻までネタバレなので反転しておきます。 
 
私は最初はスネイプ全然好きじゃなくて、シリウスが一番好きだったのですが!もうさあ、最終巻でスネイプ先生のあの生きざまを見せつけられたらもう…!!もうだめじゃん…!! 
 
これスネイプ先生が主役の話だろ!?「セブルス・スネイプと賢者の石」だろ完全に!? 
――ってくらいに私の心は先生に持っていかれた…。 
 
心の中に永遠に愛した女を抱き続けて…とか悲しすぎる。信じられん。あんないい男いたの!?ってかんじだ!
) 
 
あと私は、シリウス・ブラックが好きなんだ!! 
とりあえず1巻ではほぼ出番がなかったと思うので、黒川さんにはぜひ継続して読み進めて頂きたい!! 
シリウスは、黒川さんが読んでる方で言うところの
「セイリオス・ホ・メラス」という人だぞ(笑)。 
 
 
ところで、映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」をまだ見に行ってないので、早いとこ見にいきたいです! 
 
 
拍手ありがとうございます! 
そして、コメントもどうもありがとうございます。 
お返事もう少々お待ち頂けると嬉しいです。 
  
 

 

2009. 8. 14
      【黒川の誕生日大戦!】〜対黒川誕・三首脳会議〜

「8月20日」。 
 
――それは、この世で最も忌むべき者の誕生日。 
 
私「…山田先輩、西野先輩。今日お二人に来てもらったのは他でもない…。
来るべき8月20日に!あの男をコテンパンにぶちのめすための知恵を貸して頂きたいんです!!」 
 
そう、8月20日は! 
「いつもキッモチ悪い文章のTシャツ」でおなじみの我が友・黒川の! 
27回目の誕生日なのである――!!
 
 
【黒川の誕生日大戦!】 
   〜対黒川誕・三首脳会議〜
 
 
 
山田「よし乗った!俺も黒川を一度ぶっ転がしてみたかったんだよ!」 
 
西野「…黒川か…、確か、専門は
ピタゴラス教だったよな?じゃあ、プレゼントもピタゴラス関係がいいかな。」 
 
「ええ、それでまず私からの提案なんですけど、太宰治の『走れメロス』って、ピタゴラス教団がモデルの話じゃないですか。 
 
そこで、
黒川を雁字搦めにふん縛って、日没までに私たちが走って帰ってくるっていうのはどうですか?間に合わなかったら黒川をかわりに処刑します。
 
 
西野「いいね!じゃあオレ走るのイヤだから暴君ディオニスやりたい!」 
 
「私もディオニス!」 
 
山田「俺もディオニス!!」 
 
 
じゃあ一体誰が黒川を助けに走るの!? 
暴君は3人いるのに肝心のメロスがゼロかよ!! 
そんな友達いないヤツ日没を待たずしてソッコーで死刑じゃねえかよ!!
 
 
山田「…じゃあ走らなくてもいいやつにしようぜ。
次、俺からの提案な!ピタゴラス教はそら豆を食べることを禁止していたよな。 
 
 
――「ピタゴラスの定理」とかで有名なピタゴラス。 
古代ギリシャでは
「ヘルメスの息子にして、北の国からやってきたアポロンその人」 
と謳われるほどなんでもできる男だったが、一つだけ苦手な物があった。 
 
それが
「そら豆」 
 
ある時、追手を掛けられたピタゴラスは、一面のそら豆畑に追い詰められ、殺されてしまったのだった。 
彼にとっては、そら豆を足で踏みつけることすらもできなかったのだ。 
そのため、ピタゴラスを崇拝するものは、そら豆を食べることも、触ることも、また名前を言うことも自らに禁じたのだった。 
 
 
山田「…そこでだ。黒川が朝起きたら布団のまわりにびっしりそら豆、っていうのはどうだ?アイツ阿鼻叫喚するぜ。」 
 
西野
「生ぬるい。それに加えてあいつの布団の周りで、『ヘルメス像破壊事件』を再現しよう。ピタゴラス教でヘルメスは一番重要な神格だよな?」 
 
「ヘルメス像破壊事件」。 
 
――これは紀元前414年にアテネで実際に起きた事件。 
ヘルメスは道案内の神様なので、古代ギリシャでは道のいたるところに 
お地蔵さんみたいな感じでヘルメスの像が建ててある。 
 
しかしある日、アテナイ市民が朝起きると、 
町中のヘルメス像が粉々に破壊されていたのだ。 
 
たった一晩。しかも誰にも見つからずに、町中のほとんどのヘルメス像を壊す。 
こんなことができる者がいるのか?いったい誰が?そしてなぜヘルメスを? 
 
…町中が大パニックになるも、犯人は特定されず、 
容疑者は全員死刑、というものすごい謎めいた事件。 
 
 
西野
「…まず、アイツの布団のまわりにそら豆、そして破壊されたヘルメス像を置く…。黒川はその場でオシッコをジョバジョバもらして許しを請うぜ…。」 
 
 
……私、相談する相手を間違えたな。 
…貴様ら…えげつなさすぎるだろ!?
 
 
「愛がない!黒川さんに対する愛が全然ない!!言っとくけど、黒川さんを阿鼻叫喚させたり恐怖で失禁させたりするのが目的じゃないかんね!?」 
 
 
山田&西野
「「エっ!?違うの!?」」 
 
 
それに第一、黒川さんこの前コンビニで売ってる「そら豆の冷製スープ」ガブガブ飲んでたからそら豆とか多分全然恐れてないぞ!! 
 
それとヘルメス像の方の案は論外!! 
ヘルメスに危害を加えるのはそれがニセモノでも絶対ダメ!! 
 
 
「もうダメだ、二人に任せておけない!私の意見を聞いてくれ!」 
 
 
…ピタゴラス教で一番重要なのは、
数学と音楽! 
だからこそそれを表象する
ヘルメスとアポロンが一番重要な神格なんだ! 
 
そして、ピタゴラス教が何より重んじたのはこれ…
「友情」! 
「どんな窮地に落ちいろうとも、決して友を見捨てるな」…これだよ!! 
 
 
数学、音楽、ヘルメス、アポロン、そして友情とくれば! 
 
 
「もうこれしかない!!」 
 
 
 
そう、竪琴!!ヘルメスが友情の証にアポロンに贈った竪琴!! 
 
 
ピタゴラスは竪琴で「和音」を最初に発見した人だった! 
 
まず、「ド」の音がする弦を一本張るとする。 
次に太さと張りが全く同じで、長さが半分の弦をもう一本張る。 
 
 
 
すると、下の弦からはどんな音がするか。 
答えは
「一オクターブ上のドの音」。 
 
今度は弦の長さを3分の2にする。すると、ドからソの5度の和音がでる。 
また4分3のにとると、ドからファの4度の和音が得られる。 
 
 
つまり、和音=人間が感覚的に美しいと思う音も、実際は数(比)が決定している。 
音楽という感覚的なものすらも、実際は無機質な「数」が支配している。 
 
美術に関してもそう。 
人が美しいと思う姿にはかならず「黄金比」などの数の支配がある。 
 
そう、これが高校の教科書等で一度はお目にかかったことのある、 
 
「万物の源は数(比)である。」 
 
という奴なのです!!
 
 
 
「だからピタゴラスを愛する黒川さんとっては、竪琴は必要不可欠です!!」 
 
西野「でも、ちょっと待って。この竪琴って…」 
 
 
 
 
西野「どう見ても亀の甲羅が必要だよな。オレ、
亀の甲羅なんかマリオカートでしか見たことないんだけど…」 
 
山田「……。……」 
 
「フフフ…山田先輩、私、知ってますよ。先輩、確か『デジカメ』って名前のミドリ亀を飼ってますよね…?」 
 
山田
「!!!ま、待て!ダメだ!ダメだぞ!俺のデジカメはかわいいやつなんだ!!誰が黒川の竪琴なんかにするかよ!!っていうか…貴様、まさか…!最初からこれが目的で…!?最初から俺のかわいいデジカメが目的で俺に声をかけたのかあああ!?」 
 
 
バレましたか。 
 
 
……とまあ、冗談はここまでにして、 
本当に亀の甲羅ってどこに手に入るんだろう。 
 
東急ハンズとかに売ってるんでしょうか…。 
 
それにこれを本気で作るとなると、弦の部分に羊の腸線、枠の部分に山羊のツノ、音を反響させるための皮が必要…!! 
東急ハンズに売ってるかなああ!!?
東急ハンズ万能説を支持するよホント!! 
 
だけど、数学、音楽、ヘルメス、アポロン、そして友情…これらをすべて兼ね備えてるものが竪琴しか思いつかない…。 
 
ちなみに↑のは「キタラ」と呼ばれる竪琴。アポロンが普段持ってるのはこれじゃなくて、亀の甲羅を使ってない、人前で演奏する用の「リュラ」って奴です。 
 
 
黒川さんの誕生日は8月20日ですが、
今は実家に帰っているので、実際には9月入ってからになりそうです! 
考える時間はたっぷりある!さ〜て、どういう手段であいつを地獄の底におとしてやろうか…!!
 
 
 
 
拍手のお返事遅くなっていてすみません! 
拍手とコメント、どうもありがとうございました! 
お返事は7月22日分まであります。 
 
今日はこれからギリシャ神話オフ会に行ってきます!うわー楽しみ!!
  
 

 

2009. 8. 20
      ギリシャ神話オフ会 + 黒川の誕生日をアポロンの儀礼で祝おう!

――この世の中には、決して開けてはならぬ箱がある。 
 
パンドラがゼウスから受け取った箱には、ありとあらゆる災厄が入っていた。 
アグラウロスはアテナの箱を開けて発狂した。 
その箱の中には世にも恐ろしい物が入っていたから。 
 
そして、ペルセポネーはアフロディーテから受け取った箱を開けて、逃れられない恋に落ちた。 
 
なぜなら、その箱の中には――。
 
 
 
 
…今宵お話しよう! 
私がこの「箱」を受け取ったいきさつを! 
そしてその箱を開けて、いかにして私が逃れられぬ恋に落ちたかを!!
 
 
 
ギリシャ神話オフ会レポート! 
〜第三次トロイア戦争、そしてペルセポネーの箱〜
 
 
……8月某日・午後1時、池袋。 
我々は、地元都民にまったくお馴染みがないことでお馴染みの池袋のシンボル
「いけふくろう」前に集合したーー。 
 
ここを集合場所に選んだ理由は、もちろん!! 
 
←いけふくろう 
 
フクロウは軍神アテナのシンボル!!
 
 
そう、これは!! 
「ギリシア神話 壁画の間」の星彦さんとのギリシャ神話オフ会なのである!!
 
…しかし惑わされてはならぬ。 
この「ギリシャ神話オフ会」とは名ばかり。 
 
「星彦さんにギリシャのお土産買ってきましたよ。後で差し上げますね。」 
 
――要約するとこうだ。ギリシャのお土産という名のアポロンの矢を貴様の心臓に突き刺してやるわ…ってことだ!! 
もう完全に
「狩る者」としての優位に浸っていた私に星彦さんからの一言。 
 
 
星彦さん「あ、私も藤村さんに渡すものあります。もちろん神話関係の。」 
 
「………。」 
 
…私に渡す物…?ギリシャ神話関係…!? 
何だ!?この女…一体何を考えている…!? 
 
――そう、ふたを開けてみれば、殺るか殺られるかの戦い!!「ギリシャ神話オフ会」という名の第三次トロイア戦争だったのである――!! 
 
 
――まずは兵法の基本。 
「先手必勝」、そして「地の利を生かせ」。 
 
私「ここ出たところに『ミルキーウェイ』っていう13星座パフェがあるお店があるんで、まずはそこに行きましょう」 
 
まずは星矢オフ会で何度もお世話になった 
鉄壁の砦・「ミルキーウェイ」に敵を誘い込むことに成功。 
 
星彦さん「どのパフェにします?」 
 
私「私はもちろん、
さそり座!」 
 
星彦さん「アポロン関係ですね。それじゃあ私は…」 
 
 
――フフフ。読めてるぞ! 
星彦さんが一番好きなのはヘルメスだ。 
だから絶対に「山羊座」(※山羊座のパンはヘルメスの息子)を選ぶはず!! 
 
星彦さん「じゃあ私は蛇つかい座にします。」 
 
 
私の読心術が効かない…!? 
 
星彦さん「蛇つかい座はアポロンの息子ですからね!」 
 
何ーーっ!!?まさかのアポロン合わせ…!!! 
というか良く考えたらさそり座より蛇つかい座の方がよっぽどアポロン関係だった!! 
まーちーがーえーたー!!
 
 
 
アポロンが冥界から呼び出した大サソリこと、蠍座。 
そして、アポロンの息子にして、健康のためなら死んでもいい人・医神アスクレピオスこと蛇つかい座。 
このパフェを啄みつつ、 
敵が油断してるところを見計らって、 
 
 
「…そうそう、星彦さん、これギリシャのお土産です。受け取って下さい!」 
 
――ここで私が差し出したのは、ギリシャで買ってきたヘルメス像、ヘルメス写真集、ヘルメスチョコなどなど。要するに
ヘルメス好きなら泣いて許しを請うレベルの攻撃の数々…。 
だが私はここで最大の過ちを犯した。 
 
すなわち、 
 
そのお土産を全部、半透明の袋に入れて持ってきてしまった…。 
「うわー中身なんだろ?」っていう前に受け取った瞬間「あ、ヘルメスですね。」!! 
 
奇襲をかけたつもりが敵にこっちが丸見えなわけ!! 
「トロイの木馬でこっそり潜入しよう!」っつったのに、敵のド正面つっきって大の男10人が破城槌(はじょうつい)かかえて城の正面玄関にドッカーン!!体当たりなわけよ!! 
蜂の巣だよ!そんなもん!!
 
 
 
…まあとても喜んで頂けましたが、 
私のこのお粗末な作戦が終わった後は、星彦さんのターン。 
場所をカラオケに移動して、 
彼女が「トロイの木馬」よろしく私の眼前にすべりこませてきたのが、 
そう、冒頭のこの箱でした。 
 
星彦さん「これ、どうぞ。九州のお土産です。」 
 
 
 
私「……?」 
 
??これって… 
 
 
 
吟醸「梵」…? 
 
星彦さん「あ、外見は日本酒のパッケージですけど、中身は違います。どうぞ開けてみてください。」 
 
私「……」 
 
…そんな作戦に私が引っかかるとでも!!? 
 
 
『――この世の中には、決して開けてはならぬ箱がある。』 
 
ペルセポネーはアフロディーテから受け取った箱を開けて、 
逃れられない恋に落ちた。  
  
なぜなら、その箱の中には、
絶世の美少年・アドニスが入ってたから。
 
 
 
 
だから私はアドニスが出てきたくらいじゃ驚かないぞ!! 
 
「分かりました!じゃああけさせてもらいます!!」 
 
受けて立つ…!! 
私はアドニスが飛び出てくる覚悟でこの箱を開けた―― 
 
 
だが、箱から出てきたのはアドニスじゃなかった。 
 
いや、そんなもんじゃない!! 
「絶世の美少年」なんて吹き飛ぶほどの!!!
 
 
「世界一の美青年」が入っていたんだ!!!
 
 
 
 
A P O L L O N
 
 
「アポロン…!!?」 
 
ええええーーー!!!?何これ…!!??「アポロン」!?こんな名前のお酒が存在したの!?うそぉおおおおおおお!!!!!すごすぎだろーーッ!! 
 
知らなかったーーー!!うわぁあああーーーうそだろーー!!アポロンーーーッうそだろーーーーっ!?
 
なんでも、九州にあったお酒とのこと…九州ヤベェえええ!!! 
 
しかし、彼女の攻撃はこんなもんじゃなかった。 
すでに羽をもがれ、背中は刀傷でいっぱいの私に対して、 
 
畳みかけるように以下のものをくれました… 
 
 
 
ポセイドン様、 
クレタの雄牛、 
デルフォイのスフィンクス、 
サモトラケのニケ、 
アルテミス、 
トロイの木馬!! 
 
 
もう私の心のトロイの都はとっくの昔に壊滅してらぁ!!! 
 
多分アポロンから最高の嫁さんもらったアドメトスでさえここまで嬉しくはなかった!!ってくらい本当にもう…嬉しすぎる…!!ありがとうございます…!! 
あ、あと私と黒川さんにザクロのスムージーも頂きました…(写真左上。) 
 
 
 
――その後は、神話関係のカクテルを出してるお店を二軒ハシゴしました!! 
新宿のお店「ミステリアス」。 
ここは惑星の名前のカクテルがあったので、当然、 
 
 
ハーデス様(プルート)と、 
ヘルメス(マーキュリー)!!
 
 
そして次も新宿にあるギリシャ料理屋さん「デカメロン」。 
ここは普通にギリシャ神話の神様の名前のカクテルがあるので、 
 
 
 
アポロン&アルテミス!! 
これを飲みつつギリシャ神話ばなし…!最高だろ!! 
 
「アポロンはアテナと結婚した方がいい」 
「アポロンはアルテミスと結婚した方がいい」 
「アポロンはヘルメスと結婚した方がいい」 
 
…という、アポロンからしたら余計なお世話以外の何物でもない
アポロンの嫁さん探しをした後、 
 
「アポロンは本当にどうしようもない男だと思う。」 
「うん、アポロンは潔癖症で高慢だし、いつもエラソーだし、本当にダメ」 
「いいところ一つも挙げられない」 
 
「「でも好き!!」」
 
 
…なんだろう!?アポロンなんてただの勝手な男じゃん!! 
でも…この男の抗いがたい魅力は一体なんなの!? 
全然わからない!!アポロンの何がいいのか全然説明つかない!!だけどだけど…良く分からないけど!この男はとんでもなく!魅力的だ…!! 
 
星彦さん「きっと古代ギリシャ人もアポロンに対してこんな感じだったんでしょうね…」 
 
ああ、本当に!本当にね!! 
 
 
…ということで、神話オフは本当に楽しかったです!! 
この他にも火ボーボーのヘルメスの祭儀とかやったので(笑)、興味のある方はぜひ星彦さんのサイト(→)に行ってみてみてください。うまくまとめてくれてるぜ!!というかギリシャ神話好きの方、特にヘルメス、アポロン好きの方はぜひ行くべき! 
 
星彦さん、本当にどうもありがとうございました! 
本当に…!一生の宝ものが一日でたくさんできました! 
次はぜひ、ディズニー・シーでアポロンとヘルメスを!! 
 
 
 
――だけど、これじゃまだ今日の日記は終われないぜ。 
今日は8月20日!黒川さんの誕生日です!たとえ彼が遠い愛媛の空の下にいようとも、カンパイをしてあげようじゃあないか!! 
 
星彦さんから頂いた「アポロン」で!!
 
 
 
 
「アポロン」に月桂樹の葉を浮かべつつ!! 
うーん!いい香り!!太陽の色と月桂樹のコントラストが、本当にアポロンの髪と月桂冠の色彩のようだ!! 
 
――というかお前…ただ酒が飲みたいだけだろ。 
というご指摘もあろうが、まあ、確かにこのままだと黒川とは何の関係もない。 
 
だけど、私は黒川さんが言った一つの言葉を覚えているよ。 
 
 
黒川
「僕が敬愛する哲学者ピタゴラスが崇拝していたのは、ただ一人の神だった。」 
 
曰く、ピタゴラスが供物をささげたのは、 
デロス島の、
「命の生みの親・アポロン」の祭壇だけだった。 
 
黒川「この祭壇は、アポロンが最初に作った「角の祭壇」の裏にあるすごく小さい祭壇なんですよ。だから誰も気づかない。 
 
でも僕の夢はね!自分の誕生日に、『命の生みの親・アポロン』の祭壇に供物を捧げることなんです!!ピタゴラスがしたように!!」 
 
 
――ああ、その願い叶えてやろうじゃないか!! 
残念ながらここはデロス島じゃないけど! 
今ここでできる精一杯のことをしよう!! 
 
 
まず、アポロンの祭壇への供物というのは「牛」が一般的なんですが、 
『命の生みの親・アポロン』は特殊で、
命のあるものを捧げると怒られちゃうので…。 
うーん、調べてみたら果物か麦じゃないとダメかな? 
そんなわけで、 
 
 
 
干しイチジクと、大麦ウエハースです!! 
 
これをアポロンの祭壇にささげて… 
 
 
 
 
完璧!! 
 
生命の生みの親・アポロンに! 
そして黒川が生まれた日に!!
 
 
カンッパぁああーーーイ!! 
黒川さーん!おめでとう!!
 
次の誕生日はぜひデロス島のそのアポロンの祭壇で迎えられることを祈ってるよ! 
 
そして本当に星彦さんありがとぉおおお!!!「アポロン」、大活躍だったよーーー!!! 
 
 
 
そんなわけで、色々遅くなっていてすみません! 
近況ですが、ここ二週間くらいは、様々な緊張の糸が切れて、ありえないくらい夏休みを満喫していました。 
友達の家に泊りに行ったり!ディズニー・シーに行ったり!! 
かと思えば、クーラーがガンガン利いた部屋で見たかったDVDを見まくったり!あと現在進行形で
黒川さんにお借りしたゲームをやりまくっております。 
 
「バイオハザード」と、「ルール・オブ・ローズ」。 
バイオはいいとして、
この「ルール・オブ・ローズ」が大勢の幼女にひたすらイビられまくるという鬱ゲーム正直あの男の趣味を疑っているところです。 
 
私は代わりに「ワンダと巨像」を貸して置きました。 
これでピュアなハートを取り戻して、トゥルーなラブでも探してください。 
 
 
拍手とコメントありがとうございました! 
お返事もう少々お待ち下さい!
  
 



藤村シシン
古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。
高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。

◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。

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