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2008. 10. 11 拍手お返事(10月3日〜7日)
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拍手のお返事です!(10月3日〜7日) →続きを読む
またもやお返事が遅くなってすみません!分かりやすいように、一部を除いて頂いたコメントを載せさせてもらっています!こういうのが嫌な方いらっしゃったら申し訳ありません! ●10月3日18:19 こんばんは、黒猫です。アポロンの神託「トロイは、アイアコスよ、お前の手の働きが作った箇所で落とされるだろう。お前の四代目の子孫によって」。私も考えていて、ふと思ったのですが、こんな解釈はどうでしょう。「四代目」というのはアイアコス自身を一代目として数えて、ネオプトレモスで四代目、城壁に関しては「木馬が巨大すぎてトロイ人は城門の一部を壊して運び入れた」という逸話と関係していて、トロイ人が壊したその部分がまさにアイアコスが作った箇所、木馬作戦はネオプトレモスも参加していたので、彼が壊したといえなくも無い・・・く、苦しいですね。私はどちらかというとピンダロスが創作したor勢いで言っちゃった説に一票です(笑) 19:37 どうも、黒猫です。先ほどアポロンの神託をかなり屁理屈こねて解釈してみましたが、よく考えるとトロイってプリアモスの父親世代のときにヘラクレスに攻略されてるんですよね。アポロンとポセイドンの二神が作った城壁もヘラクレスの前には無力だったというわけで…でもこの場合、ヘラクレスがアイアコスが作った部分を打ち壊したのだとしても、「アイアコスの子孫」は何の関係もなくなるし…やはり神々の考えは私ども死すべき人間にはよく理解できないものなのですね…。黒川さんのアポロン姿、楽しみにしていますv 19:44 あ、もう一つ思い出しました。ヘラクレス軍の中で最初にトロイの城壁を破ったのはアイアコスの息子テラモンでしたね。でも彼はどう理屈をこねても四代目じゃない。四代目…謎は深まるばかりです(^^; …黒猫さん、こんにちは。ご意見ありがとうございます。アイアコス自身を一代目と数える…という考え方は、私も黒川さんもしたのですが、でもギリシャ人はそういう数え方を普通はしないんです。そしてアイアコスが作った城壁の部分はその後の木馬作戦とはまったく関係ない場所なんですよ…。本当に不思議ですよね。ピンダロスが作っちゃった、という説を唱える人もいるのですが、私としては、「現存していない我々の知らない神話があり、この話はその中の一つだ」という説が有力なんじゃないかなあと思っています。ギリシャ神話の大元には、8つの「大叙事詩」というものがありましたが、その中で現存しているのは「イーリアス」と「オデュッセイア」だけです。ピンダロスは残りの散逸した6つの叙事詩の一つ、「エホイアイ」を参考にしているようなので、きっとその詩の中にアイアコスの城壁作りに関わる神話があったんじゃないかなあと思います。現存していない以上、確認のしようがなくて残念ですが…ああ、本当にどっからか「エホイアイ」の写本がポロっと出てこねえかなあー!という思いで毎日私は過ごしてます!!(笑)また、この神話が語られたのは、アイアコスの地元のアイギナだったので、ホメロスには載ってない、地元特有のマイナーなアイアコス神話というものがあったのかもしれません。いろいろとご意見どうもありがとうございました!とても参考になりました!! ●10月4日18:12 こんばんは、黒猫です。相変わらず藤村様の日記で楽しませていただいてます。ハーデス様が考えた最も過酷な拷問…改めて読むと何か斬新ですね。欲しいものが目の前にあるのに手が届かない。タンタロスの刑に似たところがありますね。私がペルセフォネーでしたら「毎日変な男によこしまな目でじろじろ見られるのは嫌だからやめて欲しい」と思うのですが(笑)。何かで聞いた話ですが、精神的に一番つらい拷問は、シシュポスのように無意味な労苦を延々と繰り返すことだそうです。ナチスの強制収容所では、午前中は囚人に延々と穴を掘らせ、午後はその穴を延々と埋めていく、という労働をさせたところもあったとか。それから古代ギリシャ人のキス問題、私もキスの習慣はあったと思います。だって「キス」って洋の東西、古今の区別なく見られる親愛の情を示す行動じゃないですか。日本でも「接吻」とか「口吸い」って単語があるくらいだし。もう「キス」は人類が進化の過程で本能に刻み付けて残した行動なんじゃないかと思ってます。藤村様とお仲間たちの言動を見ていると、「ああ、世の中にはこんなに古代ギリシャを愛している人たちがいるんだな」と幸せな気分になれます。そして黒川さん、専門は神秘学なのに、どうして古代ギリシャ神話にもそんなに愛着があるんですか(笑)。彼のアポロン姿の報告、楽しみにしています。そしてまた藤村様とお仲間たちに何か事件(?)が起こることを期待しています。では。 …「キス」が、人類の本能的行動だとしたら、歴史学というより人類学的な見地から見たほうがよさそうですね。確かに、古今東西人間はキスをしますものね。でも、その中でも民族差があることは面白いです。日本人は、本当に親しい人(恋人)とくらいしかキスをしませんが、欧米の人はもっとフランクにキスをしますからね…。あの後、いろいろと調べてみたのですが、ギリシャ人が「親愛のキス」と「恋愛のキス」を区別しなかった、というのは本当のようです。それを最初に区別したのはローマ人らしいです。だから、ギリシャ人は男女のロマンチックな恋愛の象徴として「キスシーン」を使うことはなかったんじゃないかなあと今は思っています。そして、黒川さんの専門は、神秘学というより哲学みたいです。私もすっかり忘れてましたが!(笑)哲学だと、プラトンが「法律」や「ゴルギアス」の中で、冥界の裁判について特別な言及している箇所があるので、トリプトレモスらには特別の思い入れがあったようです(笑)。コメントありがとうございます! ●19:15 はじめまして。リンクを辿りつつ、ほとんど偶然にこちらの日記を拝見して以来、日参させていただいております。最初は、「ギャアアア!ペルセフォネー!!!」の黒川氏の『呪詛のような歌』に大爆笑させていただいたことから、今は、『アポロンの君』の黒川氏がどんな風であったのか、心の底から楽しみでなりません!楽しそうな院生生活が羨ましいです。 ギリシャ旅行記も、サガ製作も、とても面白かったですが、今の、周囲の皆様の愉快さが楽しくてなりません(サランラップで槍を作ろうとしている山田先輩他・・・皆様素敵すぎです)。 先日のパラダイス銀河では、思わず、サガを扱っていらっしゃるサークルさんのところへ『あの・・・こういうサイトをされている方をご存知ないでしょうか?』と、ローラーかけてお尋ねしたい衝動を抑えるのが、非常に大変でした。でも、賢者の石を作るのではなくて、アポローンの君になってしまった黒川さんの行方(?)が今は気になります。色々とお忙しいと存じますが、これからも楽しみにしております。 ありがとうございました。 …はじめして。コメントどうもありがとうございます。黒川さんの歌…あの呪詛のごとき歌声を文章では完全には再現しきれずとても残念です!「お前どっから声出してんの!?」っていうくらい不気味な声だったので!私もまさかあいつがアポローンの君にまで上り詰めるとは思ってなかったので本当にびっくりです。そして、パラ銀でそんなことをお考え下さっていたとは、なんだかとてもうれしいです!私も、パラ銀ではフラフラしてたので、直接お声をかけて下されば…って、いや、私が私だって分からないですよね!(笑)次回、私がスペースとって参加する際にはぜひお声をかけて下さればうれしいです。そして黒川さんのアポロン姿、楽しんでいただけたら幸いです!ではでは、コメントありがとうございました。これからもがんばります! ●21:49 こんばんは。はじめて参りましたが、サガがいっぱいで幸せな気持ちになりましたvお邪魔しました、ありがとうございました〜!「イワンの莫迦」イワンより …こんばんは!はじめまして、サイトに感想どうもありがとうございます!私も、イワンさんのサイトはいつもお邪魔しております!楽しい漫画がいっぱいでいつも幸せな気分になっています。コメントどうもありがとうございました! ●5日1:02 千早さんへ…お返事不要とのことですが、一言だけ!サイトの感想どうもありがとうございます。とてもうれしい内容で本当に幸せな気分を頂きました!本当にありがとうございました。これからもサイトを楽しみにしてくださればうれしいです。私のほうにも色々とお気遣いどうもありがとうございます!!(追伸:黒川さんのアポロン話も、楽しみにして下さってありがとうございます。先日アップしたので楽しんでいただけたら幸いです!) ●15:36 冥王十二宮OVAから黄金聖闘士にハマった新参者のです、秋継と申します。基本的にギャグな聖闘士が好きですが、ミロカミュやサガ受も好きです。まさかこんな素敵なサイトさんがあるとは!絵がとても綺麗で好きです!今まで損してました(笑)これからも頑張って下さいw更新楽しみに待ってます。 …はじめまして、コメントどうもありがとうございます!サイト、楽しんで頂けてうれしいです。そして、絵が綺麗と仰っていただけてとても光栄です。絵だけはせめて綺麗にがんばろうと思っているので…(笑)。これからもがんばります!どうもありがとうございました! ●6日19:21 いつも楽しく拝見してます。笑うことも一種の筋トレになるよね〜と大笑いしながらも、日記の黒川さんの続きがとっても気になります。一体何をしたんですかっっ!?黒川さん!!また楽しみにしていますね。 …黒川はマジで輝けるアポローンの君でした…。と、いうことで、先日、日記の続きをアップしたので、楽しんでいただけたら幸いです!コメントどうもありがとうございました!! ●7日0:13 こんばんわ、レグルスですv日記拝読しましたぁ☆「黒川さんがアポロン」発言に思わず画面を凝視すること数分…どうしてもアポロンな黒川さんが想像できないv勝手に冥界神さんのイメージ持ってるからか、どうしても光明の神・アポロンと黒川さんが結びつきません!/=>▽<=;\一体、どんな意表をつくアポロンなのか気になります〜vv …こんばんは!私も黒川は冥界神のイメージでした!黒川がアポロンになるまでは(笑)。まあ、見た目は相変わらず冥界神ですが、中身はアポロンでした!日記、先日アップしたので楽しんでいただけたらうれしいです!ほんと、意表をつかれましたよっ!! ●21:55 こんにちはシシンさん!黒川アポロンが非常に気になる心を抑えてどうか質問させて下さい。先日ギリシャ旅行に行きまして、1日クルーズでアイギナ島に立ち寄った際、アパイアー神殿観光に行ったのですが、そのときガイドさんから「アパイアーは隠された光の女神です」と説明されました。しかし手持ちのギリシア・ローマ神話辞典という本ではブリトマルティスやアルテミスと同一視されたという程度でしか書かれておらず、ブリトマルティスの話も特に関係するものはなく…これは単にガイドさんがそう言ってただけ、くらいで受け取っていればいいのか?それとも私の知らない話が?と悶々考えた末に「それでもシシンさんなら…シシンさんなら何とかしてくれる…」と図々しくも質問させていただいた次第です。お忙しいと思いますので、面倒でしたらどうぞ流してやって下さい。…といいつつアルテミスについて、彼女はアポロンの妹とされていますが、アポロンより先に生まれていますよね。これは古代ギリシャでは後から生まれた方が弟妹となるのでしょうか?ギリシャ神話に興味を持って日が浅いため、シシンさんのサイトで見聞きするお話がとても新鮮で楽しいです。いつもありがとうございます! …こんにちは、コメントありがとうございます!さて、アイギナのアパイアについてですが、もともとは彼女はクレタ島で生まれた女神です。しかし、クレタの王ミーノスが彼女に恋をしてしつこく追い掛け回すようになると、処女を守りたかったアパイアはクレタ島を捨て、アイギナまで泳いできました。しかし、彼女はアイギナ島でも猟師たちに恋をされて、追いかけまわされたので、もういい加減うんざりして森の中で姿を消した、という神話があります。そして彼女が姿を消した場所というのが、現在アパイア神殿が建っている場所です。(そして「アパイア」という名も「見えざる者」という意味です)さて、彼女はアイギナ島でしか崇拝されていない女神ですが、前述のとおり、彼女の生まれはクレタ島です。そしてブリトマルティスもクレタ島生まれの処女神なので、アパイアと性質が非常に似ているため、同一視されているというわけです。 そしてもう一つのご質問ですが、アポロンとアルテミスは双子です。ギリシャでは、双子に対してどっちが兄(姉)で、どっちが妹(弟)か、というようなことはほとんど気にされません。なので、元のギリシャ神話では、アルテミスに対してアポロンが兄のように振舞ったり、逆に弟として振舞ったり、というようなことはありません。ただ、アポロンの方がアルテミスよりも格上の神なので、一見兄のように振舞っている、という風に見えるかもしれないです。あと、アポロンが一方的にどえらいシスコンなので、兄が妹を心配しているように見えちゃいますけどね!(笑)。…こんなカンジでよろしかったでしょうか?私の話を楽しいと仰ってくださってうれしいです!これからも、また楽しんでいただけたらとてもうれしいです。 ●10月10日12:07 tukIです。こんにちは。いや、どんなアポロンが東京に降り立ったのか楽しみで狂いそうです!山田先輩は黒川さ…アポロンに念願のキスはしたのでしょうか!?(笑) …こんにちは!いや〜山田先輩には黒川はアポロンには見えなかったそうです!(笑)私だけみたいです。コメントどうもありがとうございます!
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藤村シシン古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。 高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。
◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。
お仕事のご依頼: euermo★gmail.com (*をアットマークに変えて送って下さい)
書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。 ★よく出てくる宿敵「黒川君」については →【黒川wiki】をご参照下さい。
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