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2008. 9. 5 拍手お返事【8月26日〜9月3日15時】
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8月26日〜9月3日15時までの拍手お返事です! (9月3日19時〜9月5日までの分は翌日の日記にあります。) 拍手を送って下さった方、どうもありがとうございました! いつもお返事が遅くなってしまってすみません! 以下、コメントのお返事です。
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「私、なんて送ったっけ?」という方もいるかと思いますので、頂いたコメントを載せさせてもらっています。こういうのが嫌な方がいたら申しわけありません! ●8月26日14:48 こんにちは!いつも楽しく拝見させて頂いてます。ふと思ったのですが、藤村さんはハーデスとサガとどちらの方が好きなんですか?同じ質問をされた方がいるかもしれませんが…気になったもので。意地が悪い質問ですかね?(笑) …すごい質問きた!(笑)ちょっと待って下さい、その二人は私の中で全然ちがいます!客観的に見ると、私、この二人を同一線上に並べてるようにみえますか…!?うまく言えませんが…サガ様のことは愛してます。ハーデス様のことはこの上なく好きです。サガは恋愛対象、ハーデスは研究対象、サガは私に限りない力を与えてくれる存在、ハーデスは私が限りなく力を注ぐ存在、…うーん、自分でもどう違うのかうまく言えません!何が違うんだろう?とにかく全然違う気がする。 私は、「ハーデスさま」という時はなんというか、「ギリシャ神話全体」の代表として口に出してる気がします。ハーデス様という「個人」ではなくて…だからサガ様と比べると変な感じがするのかな?…すごく考えさせられる質問どうもありがとうございます。正直、このコメントにどう返すかで一晩悩みました(笑)。もうちょっといい答えが思いついたら日記に書きますね!サイト、楽しんで頂けてとてもうれしいです!! ●19:00 いつも面白いことをやってらして非常に羨ましい・・・!ファランクスの件ですが、自衛隊員の友人の話を聞く限りでは職業軍人であれば耐えきれるかと思われます。30kg↑の荷物を担ぎ、水のない状態で銃を携帯し、炎天下の中一日を行軍する演習があるそうです。また、日本も昔は戦を行うのは春〜夏に限られていて鎧兜を装着したまま炎天下の下ryという感じでしたので、おそらく先輩さんの体力が原因かと(笑)たとえば日本でいうと姉川合戦なんかは太陽暦8月9日午前5時頃から午後2時頃まで続いたといいますし、がんばればなんとかなるのではないでしょうか。リアルファランクスについては私も戦術的な面で非常に興味があるので、先輩さんには「ぜひ検証をお願いします」と伝えてください(笑) …本当に、いつも古代ギリシャ史の連中は考えることが面白いですよ!私も、山田先輩と同レベルの実験をやったことがありますが、この日記では書けなさそうな事なので残念です(笑)。ファランクスの件、ほんと先輩の体力が原因ですよね。古代ギリシャ人も職業軍人ではなく、ふつうの一般市民の武装集団でしたが、自衛隊の方くらいの体力はありそうですね。面白いお話どうもありがとうございます!とにかく先輩にもっと筋トレしてからやるよう伝えておきます! ●29日2:41 今晩は!tukiです。大学の集まり楽しそうですねー!ああ、僭越ながら私もその中に混ぜていただきたい…!私も個人の趣味でギリシア神話の漫画(というか落書き)描いているのですが、神話について調べるにしても一人ではただ本を読み漁るしかなくて、「私の解釈何か間違ってない?あとここのところ詳しく知りたいけど何をどうすれば!??」と悶々としています。−そんな中、藤村様のサイトにたどり着いた時は狂喜乱舞でした。拍手のお返事で親切丁寧・大爆笑でいろいろ教えて下さる藤村様に感謝の念が耐えませんー!ありがとうございます!!とりあえず今年の春上京して大学の公開講座を受けています。いつかどこかの大学で藤村様にお会いできる日を夢みてもよろしゅうございますか!?(ストーカーか!)…夜中に失礼しました。…こんばんは!公開講座ですか?!すごいですね!じゃあ、絶対にtukiさんの近くに私いると思います!古代ギリシャ史でギリシャ神話をやってる人には今のところ一人も出会っていないので、「ギリシャ神話やってます!」って言ってるヤツいたらそれは絶対私だと思います(笑)。いつかお会いできたらいいですね。感謝の念なんて恐れ多いです!私も先人たちが遺してくれた文献がなければ何もできません…勉強中の身です。ギリシャ神話の漫画、いいですね!私も漫画とか描くと、ギリシャ神話について何も知らないと自覚します。「やべー!ここの背景どうすんだよ!」とか!(笑)私も、いつもうれしいコメントをいただけるtukiさんには感謝の念が絶えません!どうもありがとうございます! ●8月31日15:00 の方。お返事不要とことですが、一言お礼だけ。どうもありがとうございます!Terionの曲はいいですよね! ●9月2日3:14 今日あたり更新があるのではないかとパソの前で張っていたストーカー・tukiです。(洒落にならん…)アポロンとキスしたいと言いきった山田先輩に惚れそうです。藤村様は「師」とお呼びしたい。黒川さんは遠くから観察させていただきたい。ああ…本当に楽しそうですね(羨)そして今回も衝撃なお話ありがとうございます。…ギリシャ神話ってそもそもどこからどこまでをギリシャ神話と言ってよいのでしょうか…?オ、オウィディウス入りますよね!?ルキアーノスとかカリマッコスは!??その境界線は何ーっ!?と悶々としております。私が知らないだけでちゃんと定められているのでしょうか…?ローマ史vsギリシャ史の闘いは新たな発見が見られて勉強になりそうです。混同させないギリシャとローマ、そんな本を皆さんに出していただきたいー!そういえば私アポロンとカッサンドラの話でアポロンがカッサンドラの口の中に唾を吐きかけることで予言を誰も信じられないようにしたというのを呼んだ覚えがあるのですが…これってつまりキスした事を示してるのか?と勝手に解釈してたのですがやはり違ったのでしょうかー。(唾を吐きかけるという行動は何か特別な意味があるのでしょうか?)それにこの話はいつできた話なのでしょう…?答えのはっきりとでない神話はわくわくともどかしさの連続ですね…。またしても長々失礼いたしました。 そして藤村様のアポロン様美しすぎます…これは惚れますよちくしょう!tuki …山田は「あ〜俺アポロン抱きたいわ」くらいのこと全然言ってますよ!「抱かれるのはムリ!」っつってたけど(笑)。 ギリシャ神話の定義は難しいですね!ただ私は「ギリシャ史」の中でギリシャ神話を扱っています。私の個人的な考えですが、神話は社会という背景の中で論じられるべきだと思います。ギリシャ人が書いた神話、ローマ人が書いた神話、後世のキリスト教徒が書いた神話はそれぞれ書き方が全く違います。それを全部一緒に論じるから神話がわけが分からないものになってしまうんだと思います。私は、その絡まった糸をほどいて、神話とギリシャの純粋な関係を導き出したいんです。ギリシャ神話はただの妄想じゃねえ、かつて世界を支配した妄想だ…!っつって!(笑)ギリシャ人の中でも、アテナイ人が書いた神話と、その他の地域の人が書いたものは全く違うのでとても面白いですよ。 ただ、残念ながら現存史料が多くないので、ローマ以降のものも使用しなければならない時がありますが、そういう時は、「この史料は誰が、いつ、誰のために、何のために書いたのか?」を常に考えるようにすると混乱しないと思います。オウィディウスはギリシャ神話です。でも、「これは前1世紀に、ローマ人のために書かれたものであって、ギリシャ人のために書いたものではない」と念頭に置いたほうがいいかもしれません。 アポロンのつば吐き!そうかそれがありましたね!でも、それを「キス」じゃなくて「つば吐き」っていうところが本当にギリシャ人らしいですね!!何か意味があるんでしょうかね…?私のアポロンかっこいいと言って頂けてとてもうれしいです!ありがとうございます〜! ●16:51 こんにちは、藤村様。黒猫です。毎回新鮮かつ面白い話題を提供してくださってありがとうございます。オウィディウスはスゴイですよね、本当(笑)。私は子供のころからギリシャ神話が好きで、ある本に描かれていたパエトンが自分の父のアポロを訪ねていく話で、太陽神の描写―エメラルドに輝く玉座に座って周囲に四季の神々が控えているというシーンが非常に印象的で大人になっても覚えていたのですが、ギリシャ神話の本をあれこれ読んで、実はオウィディウスの「変身物語」のシーンをそのまま引用していただけと分かり、叙事詩や悲劇や小難しい神話学の本を色々と読んだのに、結局最後は振り出しに戻ったのか、と苦笑しました。ギリシャ喜劇もいいですよね。私の場合、話の中身より注釈のほうが好きなのですが(笑)。一番好きなのはアリストファネスの「蛙」。内容よりも努力と才能と気概の点で。当時はパピルスに筆写したものくらいしかなかっただったろうに、自分の作品を書くためにアイスキュロスやエウリピデスの作品を資料として集めたであろう努力、その作品群から句を自由自在に引用する才能、そしてペロポネソス戦争末期(終わる一年前)に、いわば「作品批評文」としてもいいだろうこの作品を神に捧げる演劇の場で優勝にしたアテナイ人の気概、です。あたかも「アテナイが神々から見捨てられ滅びようとも、アテナイ人が作り出した文化は永久不滅だ」と神々に訴えているのではないかと思います。長々と語ってしまいましたが、これからも西洋古代史の方々との面白い話を期待しています。他の皆様にもよろしく(^^; …黒猫さん、こんにちは。ギリシャ神話読んでると、「あ、こいつここからパクッたな」って分かるときありますよね!(笑)オウィディウス自身も、あっ、こいつこのシーン丸パクじゃん!!ってとこがあったりと…こうしてさかのぼっていくと、どこにたどり着くんだろうなぁ…と思ったりします。アリストファネス私も大好きです!「蛙」は名作ですよね!よくこんな時期に、こんなことを書けるな…本当に、自分たちのことを語るのが大好きなんだな、アテナイ人は…といつも思います。何も語らねぇスパルタ人とは、本当にそりが合わなさそうだ…。とか(笑)。コメントありがとうございます!!
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藤村シシン古代ギリシャ・ギリシャ神話研究家。 高校で出会ったアニメ『聖闘士星矢』がきっかけでこの道へ。東京女子大学大学院(西洋史学専攻)修了。
◆著書『古代ギリシャのリアル』(実業之日本社)。◆ NHKカルチャー講座講師。◆2020年オリンピック採火式NHK生中継内、古代ギリシャ語同時翻訳。 ◆平成28年 東京国立博物館『特別展・古代ギリシャ』公式応援サポーター。 ◆UBIソフト『アサシンクリード・オデッセイ』公式コラボ ◆古代ギリシャナイト主催。 など。
お仕事のご依頼: euermo★gmail.com (*をアットマークに変えて送って下さい)
書籍『古代ギリシャのリアル』発売中。 ★よく出てくる宿敵「黒川君」については →【黒川wiki】をご参照下さい。
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