長いなぁ。
まだここか。
ってか長編にしようと思えば、いくらでも長くなりそうなところが怖いです。
だいぶ削る予定。
削らないと早く解決しないし、長引くと警部に怒られちゃうからねっ?!(笑)
ほんとに短編苦手だなぁ。
だからって長編が得意とも思えないけど(苦笑)
「そりゃかなりの難問だ。はっきりいってそこまでは無理だね」
レニーは肩をすくめて見せた。
25分署は、ダーニング川沿いにある南北に細長い管轄を持った分署で、レニーたちのいる本署から一番遠かった。
北の端は自然保護地域にかかっていて、犯罪は圧倒的に繁華街のある南側に多い。
分署は、その繁華街のほぼ中心にあった。
「久しぶりに来たな」
埃っぽい道を一時間半ほども飛ばして、やっとたどり着いた分署の駐車場でBBは感慨深げにつぶやいた。
助手席から降りたレニーも、しなやかな肢体を思い切りよく伸ばしながら、分署を見上げた。
「俺はここ初めて。本署よりいいビルだな」
確かに25分署は真新しく、本署より数段綺麗なビルだった。
老朽化し、そろそろ建て直しが必要な本署とは比べ物にならない。
「なぁ、BB。おれ、こっちの分署に転属願い出そうかな? 」
腕を組んで大真面目に分署を見上げながらレニーが言うと、BBが笑い出した。
「暇すぎて死ぬぞ、お前」
「今は働きすぎだろ」
「本署の刑事はな、過労死と殉職が多いけどな、ここじゃ暇死にが多いんだぜ? 」
思い切りレニーが顔をしかめた。
「そりゃ、どっちもやだね」
入り口の短い階段を昇りながら、そんな軽口を叩き合っていると、後ろから不意に声がかかった。 ..2008/6/9 23:10